一生懸命に取り組んだのに上司や先輩からこてんぱんに指摘されたり、同じ業務をしているのに給料に差をつけられたりして、「もう辞めたい」と思ったことはないだろうか。
2ちゃんねるに2月4日、「『仕事辞めよう』ってなるきっかけって何?」というスレッドが立った。一体どのようなことをきっかけに辞めたいと思う人が多いのか。
「根性が足りん」「見て盗め」としか言わない上司が実は無能だった
書き込まれた不満を見ていくと、「給料クソ」「1円たりとも給料は上がらない、それにこのまま働いてたらダメになるって感じたからかな」など金銭面のほか、「会社の体制や待遇に不満がある時」「残業が100時間超えた」など、労働環境の悪さに関することが挙がっている。
また、上司とそりが合わない、上司からパワハラを受けた、という理由で退職を決意する人も多いようだ。
「上司によるパワハラと虐めで体重ガタ落ち、ガリガリになってお客様の前でぶっ倒れたので退職を決意した」
「仕事の進め方が違法だから出来ないと指摘してるのに逆ギレされた」
違法な仕事の進め方をしているとは、コンプライアンス的に問題だ。辞めて正解だろう。上司関係では
「『気合いでどうにかしろ』『根性が足りん』『見て盗め』しか言わない上司がどれだけ無能なのか察した時。たいした技術もないのに職人ぶってる上司が一番あかんな」
という書き込みもあったが、確かにこれは幻滅する。また、
「社長から『お前(正社員)クビにして代わりに派遣雇っても良いんだぞ?最近派遣雇ってその旨さを知っちゃったからさぁ』と言われた時」
といった書き込みもあった。この会社の社長は従業員をただの道具だと思っているのだろうか。
給与面より人間関係が退職のきっかけに
typeメンバーズパークが昨年4月に発表したアンケート結果でも、98%の人が「会社を辞めたいと思ったことがある」と回答。「辞めたくなったきっかけ」の理由の1位は「人間関係が上手くいかなかった」(32.7%)だった。
以下のような具体的なエピソードが寄せられた。
「異性と話していると『付き合っている』『好意を持っている』と噂を流された」(30代/女性)
「家族経営の会社で、社長と事務長が口論になって、次の日には事務長がクビになっていた」(30代/女性)
現在の勤務先に不満を持つ人はその後どうしたのかを聞くと、「会社を辞めて退職した」が56.7%で最多。その結果として「不満は解消された」と答えた人は54.8%に上っている。心身のバランスを崩すほどに不満があるのであれば、転職は有効な手だろう。