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セパンで恒例のスーパーGTテスト開催中。GT500は10台、GT300は3台が参加

2018年02月11日 01:02  AUTOSPORT web

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GT500クラスのマシンは10台が、GT300クラスは3台が参加しているスーパーGTセパンテスト
2月9日からマレーシアのセパンサーキットで、毎年恒例となっているミシュラン主催のスーパーGTタイヤメーカーテストが開催されている。12月に開催されたテストから台数が増え、GT500クラスのマシンは10台が、GT300クラスは3台が参加している。

 東京オートサロンではホンダが、そして2月8日にはレクサスが体制発表を行ったほか、GT300クラスでも続々と体制が決まり、いよいよシーズン開幕に向け動き始めたスーパーGT。例年2月にセパンで開催されるテストは、新シーズンへ向けた開発の成果を確認するためのテストと言え、各メーカーとも、12月のセパンで開発車に装着された新エアロを他のマシンにも導入してきた。

 今回参加しているGT500クラス車両のうち、レクサスは12月のセパンテストと同様、開発車両の093号車、19号車WedsSport ADVAN LC500、36号車au TOM'S LC500が参加している。このうち、093号車には立川祐路、石浦宏明、ヘイキ・コバライネン、小林可夢偉という38号車と39号車のクルーが乗車。19号車には国本雄資と山下健太が、36号車には平川亮、中嶋一貴、関口雄飛が乗り込んでいる。

 一方、ニッサンは12月のセパンテストからは1台増え、TEAM IMPULの12号車がテストに合流。ニスモの23号車、KONDO RACINGの24号車が参加。2017年のレギュラードライバーを中心に、12月のテストでもGT500をドライブした高星明誠の姿も見えた。

 ホンダ勢は、開発車両の99号車、そして12月にも参加したTEAM MUGENの16号車、Epson Nakajima Racingの64号車、そしてAUTOBACS RACING TEAM AGURIの8号車が加わり4台体制に。8号車、16号車、64号車には、すでに1月に発表されたとおりのドライバーたちが乗り込んだ。ただ開発車の99号車だが、山本尚貴と小暮卓史がドライブし、さらにジェンソン・バトンが参加する予定だったが、マレーシアには入っているものの、まさかの病欠となってしまっているという。

 GT300クラスは3台が参加しているが、12月に続き参加の30号車TOYOTA PRIUS apr GTは永井宏明と佐々木孝太がドライブ。また、LMcorsaの60号車SYNTIUM LMcorsa RC F GT3は、吉本大樹と宮田莉朋がドライブ。宮田は初のGT300ドライブとなった。ふたりは大阪オートメッセの会場で行われた発表会にも電話出演している。

 そして注目と言えるのが、350というゼッケンで登場したニッサンGT-RニスモGT3。グリルやカナード、大きく拡大されたボンネットのアウトレットの等の形状から『エボルーションモデル』であることは確実で、ボンネットやドライバーのバイザーからは『GAINER』の文字が見て取れるほか、ヨコハマのロゴが貼られている。

 テストは1日目に一度レッドフラッグが出たほかは、大きなトラブルもなく各陣営とも酷暑のなか、精力的に周回が重ねられている。テストは2月11日に休息日を挟んだ後、2月13日まで行われる予定だ。