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イギリス海軍の空母クイーンエリザベスにヘリコプター初着艦

2018年02月10日 14:02  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

イギリス海軍の空母クイーンエリザベスにヘリコプター初着艦

 イギリス海軍の新鋭空母、クイーンエリザベス。現在本格的な就役に向けて運用試験中ですが、2018年2月2日(現地時間)、その飛行甲板に初めてヘリコプターが着艦しました。


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 まず着艦したのは、第820海軍飛行隊のマーリンMk.2(AW101)とイギリス空軍のチヌーク(CH-47)。第820海軍飛行隊にとっては、2017年6月以来となる艦上運用となりました。


 機首に「HMS QUEEN ELIZABETH」と表記された第820海軍飛行隊のマーリンMk.2、ZH846号機は艦の左舷後方からゆっくりと近づき、着艦。一旦甲板上に固定されたのち、トーバーでトーイングカーに連結され、甲板上を移動。前方の位置で再び甲板に固定されました。


 続いてイギリス空軍に所属する2機のチヌークが、同じく左舷後方から近づき、相次いで着艦。飛行甲板上に固定されました。


 また、第845海軍飛行隊に所属するマーリンMk.3も着艦。様々なバリエーションのヘリコプターが安全に着艦できるかテストされました。


 後日、チヌークは実際に舷側エレベータを使用して格納庫に収容する試験も実施。問題なく運用できることが確認されました。


 空母クイーン・エリザベスで運用される航空機は、ヘリコプターの他F-35Bもありますが、F-35Bはまだ運用試験中なので、空母クイーンエリザベスでの着艦試験はもう少し先になりそうです。


Image:MoD Crown Copyright 2018


(咲村珠樹)