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アロンソ出場へ前進。WEC富士開催日がF1とのバッティングを避け10月14日に再変更

2018年02月10日 00:21  AUTOSPORT web

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2017年WEC富士でワン・ツー・フィニッシュを達成したTOYOTA GAZOO Racing
ACOフランス西部自動車クラブは2月9日、フランス・パリで行なわれたプレスカンファレンスで2018/19年のWEC世界耐久選手権開催スケジュールを発表したが、このなかで第4戦として行われる予定の富士6時間レースについて、開催日程を10月12~14日とすることを明らかにした。
 
 2018年5月から2019年6月まで1年以上のロングシーズンとなる今季のWECでは当初、各年のル・マン24時間レースを含め全8戦が設定され、富士スピードウェイを舞台に開催される第3戦として10月14日に決勝レースが行われるとされていた。
 
 その後、このスケジュールは第3戦シルバーストン6時間のカレンダー入りや2019年3月に行われるセブリングラウンドのレースフォーマット変更といった複数回のカレンダー変更が行われるなかで、WEC富士とIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ最終戦ロード・アトランタ(プチ・ル・マン)とスケジュールがバッティングしていることを理由に第4戦に改められた富士戦は開催日を1週間先送りされる。
 
 そんななか先週、TOYOTA GAZOO Racingがフェルナンド・アロンソをレギュラードライバーとして起用すると発表。アロンソがF1アメリカGPとスケジュールが重なる富士戦に出場できないことから富士スピードウェイがACOに日程変更を求めているという報道がなされていた。
 
 今回の日程再変更によって2018年のF1とWECのバッティングは全ラウンドで回避されることとなり、アロンソがトヨタのドライバーとしてWEC富士に参戦することが可能となったが、ふたたびプチ・ル・マンとスケジュールが重なったことでIMSAシリーズとWECを掛け持ちしている多数のドライバーが影響を受けることとなる。

 また、同週末は大分・オートポリスでスーパーGT第7戦が行われる予定であり、もしもスーパーGTの日程がこのまま変更なしということになればGT500クラスとWEC、その両方に参戦している中嶋一貴、小林可夢偉もどちらかのレースを欠場せざるを得ない状況となるだろう。

■2018/19年WEC世界耐久選手権 シーズンスケジュール(2月9日発表版)
RoundDateRace02018年4月6~7日プロローグ(ポール・リカール)12018年5月5日スパ・フランコルシャン6時間22018年6月16~17日ル・マン24時間32018年8月19日シルバーストン6時間42018年10月14日富士6時間52018年11月18日上海6時間62019年3月16~17日セブリング1500マイル72019年5月4日スパ・フランコルシャン6時間82019年6月15~16日ル・マン24時間