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牧野任祐のFIA F2参戦決定。17年チーム王座獲得のロシアンタイムに加入へ

2018年02月09日 18:51  AUTOSPORT web

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2018年のFIA F2にロシアンタイムから参戦することになった牧野任祐
ホンダは2月9日、若手ドライバーの発掘、ステップアップを目的としたホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)が支援する牧野任祐が、2018年のFIAフォーミュラ2にロシアンタイムからフル参戦すると発表した。

 牧野は2015年に初年度のFIA-F4に参戦し、坪井翔と激しいタイトル争いを展開。その可能性を見せつけると、2016年には全日本F3にステップアップするとともに、スーパーGT300クラス、GT500クラスにスポット参戦。GT500ではデビュー戦のタイで2位表彰台を獲得するなど印象的な活躍をみせ、2017年はFIAヨーロピアンF3に参戦。途中レース中の接触で負傷するなど苦戦したが、表彰台を獲得する活躍をみせた。

 そんな牧野は、オフにアブダビのヤス・マリーナで行われたテストでロシアンタイムをテスト。チーム自体の去就が心配されていたが、2017年にアルテム・マルケロフがランキング2位、そしてチームチャンピオンを獲得したロシアンタイムのシートに収まることが決まった。

「カートを始めた5歳のときから、ずっと世界の頂点で戦うことを目標にしてきたので、夢の舞台にまた一歩近づけたことを、とてもうれしく思っています」と「目標はF1」と公言し続けてきた牧野はコメントしている。

「昨年のチャンピオンチーム、ロシアンタイムとの新たなチャレンジが今から楽しみです。これまで支えてくれたファンや関係者の皆さんのご期待に応えるレースができるよう、精一杯頑張ります」

 2017年のヨーロピアンF3参戦で、欧州のコースや戦い方に順応してきた牧野。F1直下の新たなビッグフォーミュラの世界で、すでにアーデンから参戦を決めている福住仁嶺とともにどんな活躍をみせてくれるのか楽しみなところだ。