東京・銀座にある中央区立泰明小学校が、高級ブランド「アルマーニ」がデザインした標準服を採用して物議を醸している。
これについて梅沢富美男さんは2月8日の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)で、高い標準服を買えない家庭もある可能性があり、「最終的には差別みたいになっちゃう」と指摘した。
苫米地氏「この校長先生は地元の業者と関係があったのではないかと疑いたくなる」
コメンテーターとして出演していた脳科学者の苫米地英人さんは、「標準服は必ず着ないといけないわけじゃないので、別に私服で行ってもいいわけですよ。それにしても5万円でアルマーニは高い。私立なら何の問題もなかった」と話す。泰明小は公立の学校であるため、保護者の負担に配慮するべきだということだろう。
また、新しい標準服は、校長が独断で決定したということもあり、
「この校長先生は地元の業者と関係があったのではないかと疑いたくなる」
とも語っていた。
女装家のナジャ・グランディーバさんは、「(ブランドを創立した)ジョルジオ・アルマーニさんにも失礼だと思った。例えば制服が高いから小さい子に大きいぶかぶかのものを着せたり。アルマーニの服をそんな着方をさせるのもおかしい。誰が得しているのかなと思います」とコメントしていた。
実際、ハフィントンポストによると、「高いので少しでも買い替えの回数をへらしたい」と大きめのサイズを購入する保護者もいるという。せっかくアルマーニがデザインしたのに、これでは意味がない。
「いじめにつながったりしそう」
梅沢さんは、「『なにもアルマーニじゃなくてもいいんじゃないか』というのが大半の意見じゃない?」とした上で、
「強制ではないから、"着たいならどうぞ""着たくないなら着なければいい"といっても、最終的には、差別みたいになっちゃうじゃない。お金があるから買った、お金がないから買わないという話になる」
と話す。標準服は強制ではないとはいえ、問題がないわけではない。買える家庭と買えない家庭の差が顕在化してしまう可能性がある。ナジャさんも「いじめにつながったりしそう」と梅沢さんの意見に賛同していた。