トップへ

スバル、井口/山内コンビ継続のスーパーGT300クラス体制を発表。BRZは全方位で改良

2018年02月09日 12:12  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

井口卓人/山内英輝が駆るSUBARU BRZ R&D SPORT
スバル/スバルテクニカインターナショナル(STI)は2月9日、2018年シーズンのモータースポーツ活動体制を発表。スーパーGT300クラスに引き続きスバルBRZを投入する。

 スバル/STIは2012年からGT300クラスに同社のスポーツクーペ、BRZをベースとするJAF-GTマシン、SUBARU BRZ GT300を投入。毎年マシンをアップデートしながら同じJAF-GTのマザーシャーシ勢や、エンジンパワーに勝るFIA-GT3マシンと激戦を繰り広げている。

 2017年シーズンは井口卓人/山内英輝という2015年以来のドライバーラインアップを継続したほか、チーム体制、タイヤメーカーなど不変の体制でシリーズに臨んだが、同年のシリーズランキングはドライバーズ、チームズともに9位と低迷。

 コーナーリングを得意とする車両特性が活かした走りでVivaC 86 MCとの一騎打ちを演じた第3戦オートポリスでの2位表彰台がベストリザルトとなった。
 
 そんな前年の雪辱を晴らしたいスバル/STIは2018年、体制を刷新。これまでチームを指揮してきた辰己英治総監督に代わり、STIの渋谷真氏が新たにプロジェクトゼネラルマネージャー(総監督)に就任する。

 ドライバーラインアップは2017年シーズンと同様に井口と山内の2名が起用され、チーム運営についてはR&D SPORTが引き続き担当することが発表された。

 参戦車両のSUBARU BRZ GT300は、マシンのフロントに搭載される水平対向ボクサーエンジンの燃焼効率が改善されたほか、エアロダイナミクス特性、ブレーキ熱容量を向上させる改良などが施された。また、タイヤ接地効率も高められているという。

 2017年は優勝ゼロ、1回のポディウムフィニッシュに終わったスバル。新体制での逆襲が見られるのか、開幕戦岡山から注目したいところだ。