TOYOTA GAZOO Racingは2月8日、2018年の国内モータースポーツ活動についての発表を行ったが、このなかで若手育成プログラムであるTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)の2018年育成ドライバーの3人を発表した。
TDPは世界、および日本のトップカテゴリーで活躍できるレーシングドライバーの育成を目的としたプログラムで、2018年もスーパーGT500クラスや300クラス、スーパーフォーミュラ、さらにWEC世界耐久選手権で活躍する多くのドライバーがTDPを経て育っている。
2018年に向けては、TDP育成ドライバーとして山下健太、坪井翔、宮田莉朋という3人の名が記された。それぞれの活動としては、山下はWedsSport ADVAN LC500でのスーパーGT500クラス、そしてKONDO RACINGからのスーパーフォーミュラ参戦が決定している。
また、坪井と宮田はそれぞれスーパーGT300クラスへの参戦が決まっているほか、全日本F3選手権にはカローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sから継続して参戦することになった。坪井は全日本F3で3年目、宮田は2年目の挑戦となる。
坪井は2017年の第10戦鈴鹿で優勝を飾ると、その後は後半戦だけで9勝。ただ惜しくもタイトルには届かなかっただけに、今季こそチャンピオン獲得が至上命題だ。また、FIA-F4で2年連続王座を獲得した宮田は、2年目のF3ということもあり初勝利と王座争いが求められるところだろう。
すでにホンダの若手育成プログラムからは阪口晴南、大湯都史樹、笹原右京の全日本F3参戦が決定。今年も若手による熾烈な戦いが展開されそうだ。