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セレーナ・ゴメス、鬱を抱えるも「一生向き合っていく」

2018年02月08日 20:43  Techinsight Japan

Techinsight Japan

セレーナ、精神的な問題と「生涯向き合う」(画像は『Selena Gomez 2017年5月17日付Instagram「#BadLiar 5.18」』のスクリーンショット)
これまで持病ループスの影響もあり、何度も精神的なバランスを崩したセレーナ・ゴメス。そのセレーナがこのほど人気誌『ハーパーズ バザー』のインタビューに応じ、「精神的な問題とは命ある限り向き合っていくことになると考えている」などと赤裸々に明かした。彼女の言葉から興味深いものを厳選し、ご紹介したい。

■これまでの経過
「ずいぶん多くの問題を抱えてきたの。鬱と不安症状のせいでね。これまでも話してきたことよ、でもこう感じているの。(精神的な問題については)絶対に克服することはないだろうなって…。」

■今後の見通し
「つまり、キレイなドレスを着て『バッチリ、私の勝ちね』なんて思える日は来ないでしょうね。この闘いとは、生涯向き合っていかなくちゃならない。そう思っているの。でもそれで良いの。今の私は何よりも自分を優先しているんだもの。そういう思いを胸に新年を迎えたわ。とにかく健康であるよう心がけたい。健康状態さえ維持できれば、全てうまく収まるでしょうね。」

■目標
「もう目標は定めないわ。だって達成できなければ気落ちするから。でも音楽には取り組みたい。アルバム制作に取り掛かってから、もうずいぶん時間が経ってしまった。その理由を聞かれたら、正直に答えるようにしているわ。準備ができていないのよって。今はまだ十分に自信が持てない状態なの。もし(アルバム完成まで)10年かかったとしても仕方がないこと。だから気にしないわ。」

■昔と比べて変化している現在の胸のうち
「『大人っぽく見えるかしら』『十分セクシーかしら』『クールに決まってるかしら』なんて、今はもう気にしていないの。(外見よりも)『私の態度は申し分ないかしら?』『品良く振る舞えているかしら?』―そういったことを考えるようになっているわ。昔より、少し自由になった気分ね。」
「私は『こんな生活は嫌』なんて言うタイプの人間じゃない。(でも有名になって)プライバシーがいかに大事なのかは分かったわ。でもそういうシステムなんだって理解しているの。それを受け入れてからは、前より少し怖いモノが減った気がする。」

インスタグラム
「インスタグラムについては、複雑な思いがあるの。私の人生について(メディアに)あれこれ書かれているけれど、『面白いと思われているネタの多くは事実じゃない』って自分の声を発信することができる。そういう意味ではパワーを貰えているわ。自分の声と言葉で真実を伝えることができるから。」
「でもインスタグラムのせいで、私を含む多くの若者が見失ってる。何が重要なのかをね。」

子どもの頃にショービズの世界に飛び込み、若くして恋や仕事の悩みを多く抱えるようになったセレーナ。そんな中ループスを患い関係者らも「このまま亡くなるのではないか」と案ずるほど体調を崩していたというが、友人がドナーになっての腎移植手術が成功し、健康面はずいぶん良くなったとのこと。紆余曲折を経て人生観も変わったセレーナが下した決断は、「自分を最優先に考えていこう」「目標は定めずにゆっくり前に進もう」―競争の激しいショービズの世界に身を置きつつ彼女がこのような決断を下したことは、鬱や不安症状に苦しむ人達にとって大きな励みになるのではないだろうか。

画像は『Selena Gomez 2017年5月17日付Instagram「#BadLiar 5.18」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)