マクラーレンF1は2月8日、アメリカのコンピューターテクノロジー系企業の大手『Dell Technologies(デル・テクノロジーズ)』とパートナーシップを結んだことを正式発表した。
今回、マクラーレンがパートナーに迎えたデル・テクノロジーズは、PCメーカー大手のDELLやDELL EMC、RSA、VMwareといった7つのテクノロジー企業を傘下に抱えるグループ企業だ。
今回の提携により、マクラーレンはデル・テクノロジーが提供するITソリューションを、マシンのデザインやパーツ製造、テレメトリーシステム、サーキットでのオペレーションなど、あらゆるエリアで活用できるようになる。
マクラーレン・テクノロジー・グループのエグゼクティブ・ディレクター、ザク・ブラウンは「マクラーレンとデル・テクノロジーズの契約は伝統的なパートナーシップを超えるものだ」と述べている。
「我々は、どちらも最先端のデータテクノロジーを駆使して技術革新や進化を目指している」
「フォーミュラ1は過酷な現場だ。そこでデル・テクノロジーズには業界トップレベルのソリューションを提供してもらう。これにより、マクラーレンはあらゆるレベルの業務を、よりハイレベルな形で実行できるようになる」
「また、急速に成長を遂げている(グループ会社の)マクラーレン・アプライド・テクノロジーズがさらにポテンシャルを高めることにもなり、そのことをうれしく思うよ」
「今回のパートナーシップ締結は、マクラーレンがサーキット内外で進歩を望んでいることの表れだ。デル・テクノロジーズは精神を共有している理想的なパートナーであり、2018年、そしてその先を見据えたビジネスで重要な意味を持つ」
また、デル・テクノロジーズでチーフ・マーケティング・オフィサーを務めるジェレミー・バートンは「我々のパートナーシップは、コンシューマー向けのゲーム事業やeスポーツ、エンタープライズ向けのデータセンター、クラウドシステムまで広範囲に渡る」とコメントした。
「マクラーレン・テクノロジー・センターと各サーキットで、我々はマクラーレンに変革をもたらすことになるだろう。また、デル・テクノロジーズにとって、この規模のコマーシャル契約は初めてのもので、この関係が長く続くことを望んでいる」