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綾野剛×宮藤官九郎×石井岳龍 町田康『パンク侍、斬られて候』実写映画化

2018年02月08日 18:31  CINRA.NET

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『パンク侍、斬られて候』イメージビジュアル ©エイベックス通信放送
町田康の小説『パンク侍、斬られて候』が実写映画化され、6月30日から全国で公開される。

2004年に発表された『パンク侍、斬られて候』は、浪人・掛十之進が自身の蒔いた種によって生まれる騒動に翻弄される様を描いた作品。江戸時代を舞台にしながらも、現代風の口語による会話の応酬や独特なキャラクターたちが次々に登場する。

映画版で主人公の侍・掛十之進役を演じるのは綾野剛。掛十之進は「適当なプータロー」かつ超人的な剣客というキャラクターだ。脚本を宮藤官九郎、監督を石井岳龍が務める。

さらに特撮監督に『シン・ゴジラ』の尾上克郎、美術に『クローズZERO』シリーズや『十三人の刺客』の林田裕至、キャラクターデザインおよび衣装デザインに『信長協奏曲』『銀魂』などの澤田石和寛が起用されている。

同作は昨年6月から8月にかけて京都を中心に撮影を行ない、現在ポストプロダクション中。今回の発表とあわせて紀里谷和明が撮り下ろした、綾野剛演じる掛十之進のイメージビジュアルが公開された。

原作者の町田康は今回の映画化について「私の小説を石井さんが撮る。このことに特別な感慨があります。人の脳に束の間浮かんでは消える幻のごとき瞬間の連鎖、を石井さんはスクリーンに顕現させてくれました。小説作者としてこんなうれしいことはありません。ぜひともご覧になってください。『宇宙が砕けますよ』」とコメント。

綾野剛は「宣伝不可能な作品が生まれようとしています もう後戻りできません 皆さまの新たなDNAが必ず覚醒爆発する事でしょう」とのコメントを寄せているほか、宮藤官九郎は「憧れの石井組の一員になれました。しかも町田康さんの『パンク侍、斬られて候』 これはもう、長年秘かに夢想し続けていた『爆裂都市2』への布石になるのでは?と勝手に興奮しましたが、脚本を書き、現場へお邪魔し、ラッシュを拝見して『これが「爆裂都市2」でも良いかもしんない』とすら思いました」と明かしている。

さらに石井岳龍監督は作品について「当然ギャグ満載、意外にも本格時代劇?ふりした現代風刺?まさかのラブストーリー?まさかまさかの奇想天外さの実態は、ご自身の眼と耳と体で、存分にご堪能下され」と述べている。

■綾野剛のコメント
宣伝不可能な作品が生まれようとしています
もう後戻りできません
皆さまの新たなDNAが必ず覚醒爆発する事でしょう
その後の責任は持てません
パンク侍ですから

■宮藤官九郎のコメント
真面目に生きていれば良い事があるもんです。憧れの石井組の一員になれました。
しかも町田康さんの『パンク侍、斬られて候』
これはもう、長年秘かに夢想し続けていた『爆裂都市2』への布石になるのでは?と勝手に興奮しましたが、脚本を書き、現場へお邪魔し、ラッシュを拝見して「これが『爆裂都市2』でも良いかもしんない」とすら思いました。時代劇ですが。
それくらい監督の采配も、それに応えるキャストも振り切れていて素晴らしい。
もし中3か高1でこの映画に出会ってたら人生狂わされていたに違いない。
そんな“映画の暴動”です!

■石井岳龍監督のコメント
まさか今、いや今だからこそなのか、この超絶原作が実写映画化されるとは。
いまだ信じられず、まさにフィクションの世界の中、映画の中に彷徨いこんだ気分。
しかもこのキャストこのスタッフ。奇妙奇天烈な世界で彼らがマックスに荒れ狂って、当然ギャグ満載、意外にも本格時代劇?ふりした現代風刺?まさかのラブストーリー?
まさかまさかの奇想天外さの実態は、ご自身の眼と耳と体で、存分にご堪能下され。

■町田康のコメント
私の小説を石井さんが撮る。このことに特別な感慨があります。
人の脳に束の間浮かんでは消える幻のごとき瞬間の連鎖、を石井さんはスクリーンに顕現させてくれました。
小説作者としてこんなうれしいことはありません。
ぜひともご覧になってください。「宇宙が砕けますよ」。