TOYOTA GAZOO Racingは2月8日、2018年の国内モータースポーツ活動についての発表を行ったが、このなかでスーパーGT300クラスについても触れられた。aprのTOYOTA PRIUS apr GTのドライバーとして平手晃平が加わったほか、arto-Panther Team ThailandがレクサスRC F GT3にスイッチしている。
今回トヨタから発表されたトヨタ/レクサスのGT300参戦体制は、トヨタ・プリウスGTを使う2台と、レクサスRC F GT3を使用する3台(GT300マザーシャシーは含まれない)。すでに東京オートサロン等で発表されていたチームもあるが、aprが走らせる2台のプリウス、そして2017年からGT300にフル参戦を開始したarto-Panther Team Thailandの2チームの体制が新たに明らかとなった。
まず、aprは2017年と同様に2台のプリウスを走らせることになる。ゼッケンは30と31、車両名もTOYOTA PRIUS apr GTで変わらず。また、30号車がヨコハマを、31号車がブリヂストンを履くことも変わらない。ドライバーについては、30号車が永井宏明/佐々木孝太でこちらも変わらないが、31号車は新たに嵯峨宏紀のパートナーとして、平手が加わることになった。平手にとっては欧州での修行を終えた2008年以来のGT300参戦となる。
また、レクサスRC F GT3は2017年の2台から、新たに3台になることが決定した。すでに発表されているとおり、K-tunes RC F GT3は新田守男/中山雄一、ブリヂストンという体制に。一方、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3は吉本大樹/宮田莉朋というコンビに、ヨコハマを履く。
そして新たにRC F GT3を使用することになったのは、arto-Panther Team Thailandだ。チームはフル参戦初年度となる2017年は、GT300マザーシャシーのトヨタ86 MCを使用していたが、マシンをスイッチ。ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナとナタポン・ホートンカムのふたりがドライブする。
なお、レクサスRC F GT3は2018年はブランパンGTシリーズにエミール・フレイが1台を投入するほか、VLNニュルブルクリンク耐久シリーズ、また日本ではスーパー耐久ST-XクラスにもMAX Racingから参戦することが明らかにされ、北米IMSAをあわせ最低でも8台が世界で戦うことになった。