ジェーシービーは2月7日、「イマドキ女性の節約意識に関する調査2018」の結果を発表した。調査は今年1月に実施し、20~39歳の働く女性1000人から回答を得た。
「2018年は毎月の生活費を節約したいと思う」と回答した女性は81.0%。一方、節約については「得意ではない」(59.7%)が「得意」(40.3%)を19.4ポイント上回った。節約したいが、節約テクニックやノウハウを充分に掴めていないと感じている女性がほとんどのようだ。
かつての理想の結婚相手の条件"三高"は、軒並みランク下位に
大人になると中々避けられないのが交際費の出費だろう。デート代について聞くと「割り勘することが多い」(36.9%)が4割となった。ただ、きっちり折半する人の方が、そうでない人より「節約が得意」(46.6%)の割合が10ポイント高くなっている。"ワリカン女子"の方が節約に自信を持っているようだ。
また結婚相手に選ぶならどんな人がいいかを聞くと、1位は「育児や家事をしてくれる人」(53.7%)。2位以降、「浮気と無縁で自分だけに優しい人」(42.1%)、「仕事を頑張る人」(32.2%)、「会話が面白い人」(27.6%)、「節約が得意で家計に優しい人」(24.8%)と続く。
結婚の条件は育児・家事に積極的で、浮気とは無縁で、面白くて"節約が得意である"というところだろうか。同社は、いまどきの働く女性が思う理想の結婚相手は、
「育児や家事をしてくれる『家族に優しい人』、浮気と無縁で自分だけに優しく、会話が面白い『私だけに優しい人』、仕事を頑張り、節約が得意な『家計に優しい人』」
といった、協力しながら楽しい家庭を築いていける"三優"男子とコメントした。
かつては「三高」(高収入、高学歴、高身長)男子が人気だったが、同調査では「高収入な人」は7位(16.4%)、「背が高い人」は13位(6.5%)、「高学歴な人」は選択肢中最下位の16位(4.3%)。働く女性にとって"三高"は「もはや過去の話」といったところだろう。
納得いかない支払い「ケータイ料金」「ATM手数料」「医療保険料」
そんな堅実志向を持つ働く女子は、実際にどのような節約を心がけているのだろう。「100円単位でムダの発見や節約を心がけている」と回答した人は51.4%で、約半数の女性がコツコツと節約している。
しかし「最近、"節約疲れ"を感じる」という人は47.5%で、おおよそ半数にのぼった。節約疲れは、「未婚者」(44.8%)より「既婚者」(53.0%)の方が多かった。
節約の対象になるような支払いを聞くと、「ケータイ料金」にコスパ面(41.5%)と支払額(44.7%)で最も不満を感じているようだ。金額については「ATM利用手数料」(19.8%)、「医療保険料」(19.3%)について5人に1人が納得していないこともわかった。