F1で2年を過ごした後にシートを失ったパスカル・ウェーレインは、2018年、メルセデスからDTMに参戦することが決まった。しかし彼はF1復帰を諦めておらず、来年に向けて準備を整えるために日本のスーパーフォーミュラに参戦する可能性があると報じられている。
メルセデスのジュニアドライバーであるウェーレインは、2015年にDTMでタイトルを獲得した後、2016年にマノーからF1デビューを果たし、翌年はザウバーで走った。戦闘力の低いマシンに乗りながら、2年にわたってポイントを獲得したウェーレインだったが、2018年にアルファロメオ・ザウバーに残留することはできなかった。
7日、メルセデスはウェーレインが2018年DTMに参戦することを発表した。1月末に、メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、今後もウェーレインをサポートし続けるという意向を示し、2019年にF1復帰を果たすことを視野に入れてメルセデスF1のテストドライバーのポジションを提供したいと述べた。
F1への復帰を強く望むウェーレインは、フォーミュラでのレースを継続するため、2018年、日本のスーパーフォーミュラで走ることを検討しているとの報道もなされている。
SPEEDWEEKによると、ウェーレイン自身がスーパーフォーミュラに参戦する可能性があると認めたという。その場合、移動が多い過酷なスケジュールになるが、「マシンに乗る時間は貴重な経験になる」とウェーレインが述べたということだ。
近年、スーパーフォーミュラにはストフェル・バンドーンやピエール・ガスリーといったF1昇格を目指す若手ドライバーが参戦してきた。その後、バンドーンはマクラーレン、ガスリーはトロロッソ・ホンダのレギュラードライバーの座をつかんだ。