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【動画】テスラの最速電気自動車が宇宙を“ドライブ”。米宇宙ベンチャーがロケット打ち上げ

2018年02月07日 19:02  AUTOSPORT web

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【動画】テスラの最速電気自動車が宇宙を“ドライブ”。米宇宙ベンチャーがロケット打ち上げ
アメリカの宇宙船/宇宙開発関連のベンチャー企業『SpaceX(スペースX)』が2月6日、新型ロケットであるファルコン・ヘビーの打ち上げに成功。このロケット先端には系列企業であるテスラの『テスラ・ロードスター』が搭載されており、自動車が宇宙をドライブする様子がインターネットを介して生中継された。

 電気自動車を手がけるテスラとスペースXは、ともに起業家のイーロン・マスク氏が立ち上げたベンチャー企業。マスク氏は電子決済『PayPal』を創設した人物でもある。

 スペースXは民間宇宙ベンチャーとして、ISS国際宇宙ステーションへの物資輸送や商業衛星の打ち上げなどを担当。将来的には火星探査などの宇宙開発も視野に入れ、ロケット開発を行っている。

 今回打ち上げられたファルコン・ヘビーは同社の主力ロケット『ファルコン9』を改良した開発モデル。そのため、物資や衛星などは搭載しておらず、代わりにテスラが2020年の発売を目指しているロードスターが積み込まれた。

Starman in Red Roadster Elon Muskさん(@elonmusk)がシェアした投稿 - 2月 4, 2018 at 9:50午後 PST


 テスラが史上最速の電気自動車を標榜するロードスターは、2020年発売の予定。そのため、今回は創業者であるマスク氏が所有する1台が宇宙へ旅立った。

 下に掲載した2本の動画のうち、『Falcon Heavy Test Flight』にはロケット打ち上げの模様が収められている。スペースXはロケットの再利用による低コスト化を掲げており、動画終盤には一度打ち上げられたロケットブースターが“着陸”する様子も映し出されている。

 もう一方の『Live Views of Starman』は、宇宙へ旅立ったテスラ・ロードスターの車載映像。ロードスターにはスペースXが開発中の新型宇宙服を来たマネキンが乗っており、地球をバックに宇宙を“ドライブ”する姿は、まるで映画のワンシーンを思わせる。

 このロードスター、今後は火星まで届く軌道周回に入り、半永久的に軌道上を“ドライブ”する見込みだ。

■Falcon Heavy Test Flight


■Live Views of Starman