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人魚姉妹が男を誘い出す 『ゆれる人魚』ダークで幻想的な冒頭映像公開

2018年02月07日 18:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 2月10日公開のポーランド映画『ゆれる人魚』から、冒頭映像が公開された。


参考:『ゆれる人魚』冒頭映像


 本作は、作家のハンス・クリスチャン・アンデルセンによる童話『人魚姫』を基に、アグニェシュカ・スモチンスカ監督が様々なツイストを加えたホラー・ファンタジー。共産主義時代下であった1980年代のポーランドを舞台に、人間を捕食しながら生きる2人の人魚姉妹が少女から大人へ成長していく過程を描いた。


 今回公開された約5分間の冒頭映像は、水辺に浮かぶ大量の骸骨と幻想的な2人の人魚のアニメーションからスタート。それからシーンは一転し、水辺で音楽を楽しむ男性2人と女性1人の姿が映し出される。水面には、3人を見つめながら、「私たちを岸に上げて。怖がる必要はないわ。決してあなたを食べたりなんかしない」と歌う人魚姉妹の姿が。男性たちが水辺に近づいた後、女性が大きな悲鳴を上げた。


 映像はそこで幕を閉じるが、その後2人は海から上がり、ナイトクラブに辿り着く。姉ゴールデン(ミハリーナ・オルシャインスカ)は、ある青年に恋に落ち、妹シルバー(マルタ・マズレク)は姉を複雑な眼差しで見つめる。男を餌としか見られない姉妹の間には、次第に緊張感が生じていき、残虐で血なまぐさい行為へと彼女たちを駆り立てていく。(リアルサウンド編集部)