2018年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンにシトロエンからスポット参戦するマッズ・オストベルグが、スウェーデン戦の予習を兼ねて2月3日に行われたノルウェー国内ラリーに参戦。全SSを制して総合優勝を飾った。
オストベルグは2015年までシトロエンに在籍。チームが活動を休止した2016年はMスポーツへ移籍し、2017年はプライベーターへ移るなど、チームを渡り歩きながらWRCに参戦を続けてきたドライバーだ。
そのオストベルグは2月15~18日のラリー・スウェーデンでひさしぶりに古巣シトロエンへ合流。レギュラードライバーのクリス・ミークやクレイグ・ブリーンとともにシトロエンC3 WRCをドライブする。
オストベルグによれば、フルスノーイベントのラリー・スウェーデン前にシトロエンと雪上テストが行えるのは1日だけだといい、テストや本戦前にフィーリングを取り戻すべく、ノルウェー国内戦のラリー・フィンスコーゲンへの参戦を決断したという。
また、このラリー・フィンスコーゲンの一部ステージはラリー・スウェーデンに組み込まれるエリアで行われるため、この点での予習も兼ねての参戦となった。
イベント参戦車はR5規定車両が大半を占めるなか、オストベルグは格上のフォード・フィエスタWRCで参戦したこともあり、SS1からトップにつけると全8ステージで最速タイムをマーク。総合優勝を飾った。
走行を終えたオストベルグは、自身のFacebookで「今日のパフォーマンスには満足している。ラリー・スウェーデンに向けて走り込み、“テスト”を積み重ねていきたい」とコメント。
また2月6日には、シトロエンのレーシングスーツに身を包み、テスト走行に臨む姿も投稿している。