資生堂が2月7日、昨年11月9日に公表した2017年12月期通期連結業績予想を上方修正したと発表した。
好調な事業業績を反映し、売上高、営業利益ともに前回予想を上回る見込み。売上高は前回予想から200億円増加し1兆50億円と、創業以来初の1兆円の大台を突破する見通しだ。
日本の主要ブランドが高い成長を実現すると同時に、インバウンド需要を大きく獲得できたことなどが売上を牽引。しわ改善新商品が日本だけではなくアジアでも幅広く新規愛用者を獲得し、戦略通りの新しい市場の創出につながっているという。
営業利益は155億円増の805億円、経常利益は165億円増の805億円と、売上増に伴う差益の増加に加え、中高価格帯の売上伸長による原価率の低減、マーケティング投資のROI向上などから前回発表を大きく上回る見込み。