3月16日から全国で公開されるピクサーアニメーションスタジオの新作映画『リメンバー・ミー』で、渡辺直美が日本語吹き替え版声優を務めていることがわかった。
渡辺直美が演じるのは、物語の舞台となる「死者の国」で主人公・ミゲルが出会う情熱的な芸術家フリーダ・カーロ。実在のアーティストであるフリーダ・カーロをモチーフにしたキャラクターだ。
ディズニーやピクサーの作品で初めて声優を務める渡辺直美は「ディズニー/ピクサー作品を全部観ているので、すごく嬉しかったです!」と喜びを明かしている。
また作中のカラフルな世界観について「色彩が綺麗過ぎてびっくりしました。色の組み合わせや死者の国の輝き方とか、色合いがすごく可愛くて素敵でした」と賛辞を贈っているほか、自身が演じたフリーダ・カーロについては「女性でフリーダに憧れている方は多いですよね。携帯の待ち受けにしていたり、グッズもたくさん出ていたり。今、メキシコの可愛い色合いがとても流行っているので、今のこの時代に作品がすごくぴったりだと思いました」「フリーダの服装が可愛かったので、そういう感じのファッションが2018年夏に増えそう!」とコメント。
ディズニーと担当者は渡辺の起用理由について「フリーダ・カーロは『情熱の画家』と呼ばれ、時代を切り拓いた革新的な女性の象徴として世界中の人々から愛される存在。ニューヨーク留学やワールドツアーを行っている渡辺直美さんも、常に世界に向けて革新を起こし続けており、まさに現代のフリーダ・カーロ。時代の最先端を行くファッション性やその個性的な世界観で注目を集める女性であると思いオファーさせて頂きました」と述べている。
今回の発表とあわせて渡辺が演じるフリーダが登場する本編映像が公開。アトリエに迷い込んだミゲルと愛犬ダンテがフリーダと出会う場面が映し出されており、カラフルな衣装やダンテを見て興奮する様子などフリーダの独特のキャラクターが垣間見える内容になっている。
『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチが監督を務めた『リメンバー・ミー』は、1年に1度だけ亡くなった家族たちに会えるという「死者の日」を題材にした作品。死者の国を舞台に、音楽を禁じられた少年ミゲルと、家族が恋しいガイコツのヘクターが冒険を繰り広げる物語だ。『アナと雪の女王』の新作『アナと雪の女王/家族の思い出』と同時上映される。