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ビッグネーム“フィッティパルディ”がインディに復活。ピエトロがデイル・コインからインディ500などに参戦

2018年02月07日 14:32  AUTOSPORT web

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デイル・コイン・レーシングからインディ500を含むインディカー7戦に参戦するピエトロ・フィッティパルディ
1972年と1974年のF1ワールドチャンピオンで、1989年、1993年にはインディ500を制したレジェンドドライバー、エマーソン・フィッティパルディの孫であるピエトロ・フィッティパルディがデイル・コイン・レーシングと複数参戦契約を締結。インディ500をはじめ7戦に出場する。

 モータースポーツ界のレジェンドネームを引き継ぐピエトロ・フィッティパルディ。2017年はフォーミュラV8のシリーズチャンピオンに輝き、さらなるステップアップを模索していた。

 1月末にセブリング・レースウェイでデイル・コイン・レーシングからインディカーテストを行ったフィッティパルディは、再びソノマでテストを行いデイル・コインとの複数参戦の契約を結ぶことに成功した。


「自分のひとつの夢が叶った。インディ500に出るということは、そこに自分のファミリーが残した凄い記録の歴史に新しいページを残す事になる」

「このプロジェクトはデイル・コイン・レーシングの皆と、そしてスクーデリアテルメックスの多大な尽力により短い時間の間に纏める事ができた。このプロジェクトは自分のキャリアの重要なステップになる」

「隠すことでもなんでもないが、自分はF1を目指している。従ってこの世界的なステージであるインディ500に出場できるのは最重要課題のひとつなんだ」とリリースでコメントを発表したピエトロ・フィッティパルディ。

 フェニックスでのオープンテストに参加し、インディカーデビュー戦は第2戦フェニックス、そしてインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで行われるインディカーGP、インディ500、テキサス戦、ミド・オハイオ戦、ポートランド戦、最終戦のソノマ戦の合計7戦に参戦する予定だ。

 久々に“フィッティパルディ”というビッグネームがインディカーに戻ってくる。エマーソン・フィッティパルディの活躍は言うまでもないが、エマーソンの甥クリスチャン・フィッティパルディも1995年よりCARTに参戦。インディ500ではルーキーで2位を獲得するなど活躍。

 チャンプカーやNASCARなどで活躍したマックス・パピスもエマーソンの娘タティアナと結婚しピエトロの叔父にあたる。ピエトロのインディカー初テストの際は、自身のツイッターで10年前のピエトロとの写真を挙げ喜んでいた。

 F1を目指すピエトロがインディカーでどんな活躍を見せるのか注目だろう。