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JSR:本州初上陸のシュコダ・ファビアR5が開幕戦勝利。炭山/保井は大会2連覇

2018年02月07日 13:12  AUTOSPORT web

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JSR:本州初上陸のシュコダ・ファビアR5が開幕戦勝利。炭山/保井は大会2連覇
2月2~4日、群馬県・嬬恋村でJSR日本スーパーラリーシリーズ第1戦『Rally of Tsumagoi』が開催され、シュコダ・ファビアR5を駆る炭山裕矢/保井隆宏が勝利した。

 JSRは、日本におけるラリーのグローバル化、参加者とファンに向けたイベントの拡充、ラリー競技の発展を目的としており、近年のラリー人気を一段と推進させるシリーズとして2017年に発足したシリーズ。

 そんなJSRの第1戦は群馬県・嬬恋村を舞台に行われたシーズン唯一のスノーラリー。4WDクラスに5台、2WDクラスに2台の計7台がエントリーした。

 昨年の同ラリーを制しているクスコ・レーシングの炭山/保井組は、トヨタ・ヴィッツ4WDからシュコダ・ファビアR5に。嬬恋キャベツ・ラリーチームの黒岩満好/高橋巧は、ミツビシ・ランサーエボリューションからスバル・インプレッサWRX STIにそれぞれマシンを変更している。

 初日5本のSSはナイトステージ。炭山は危なげない走りを披露し全ステージでベストタイムを記録。2番手の青山康/竹下紀子(スバル・インプレッサWRX STI)との差を56.8秒とした。

 2日目も炭山ペース。午前中こそベストタイムを奪われるも、午後の全ステージでトップタイムをマーク。2番手に浮上した黒岩に対し1分28秒差をつけ首位をキープする。

 最終日、3番手だった青山がSS15でコースオフを喫し戦線離脱。4番手を走行していたウエイン・スチュワート/ルーカス・ジンスタッグ(スバル・インプレッサWRX STI)が3位に浮上し、表彰台を獲得した。

 トップの炭山はこの日も好調。安定した走りで2番手の黒岩を4分以上突き放しJSR開幕戦優勝。大会2連覇を果たした。

 2WDクラスは、2017年の全日本ラリー選手権JN2クラスチャンピオン、トヨタ86を駆る猪股寿洋が美馬純一とのコンビで優勝している。

 JSR第2戦は6月7~10日、群馬県・嬬恋村で開催されるグラベル(未舗装路)ラリー、Montre 2018だ。