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PWC:ル・マン王者、バイランダーがフェラーリ・カスタマーチームから参戦へ

2018年02月07日 12:01  AUTOSPORT web

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R.フェリー・モータースポート・ウィズ・フェラーリの61号車フェラーリ488 GT3
2月5日、PWCピレリ・ワールド・チャレンジに参戦しているR.フェリー・モータースポート・ウィズ・フェラーリは2018年シーズンのドライバーにフェラーリ・ワークスドライバーのトニ・バイランダーを起用すると発表した。

 カナダ・トロントに本拠を置くR.フェリー・モータースポート・ウィズ・フェラーリは、フェラーリ・チャレンジの強豪として知られるだけでなくグランダム、IMSAシリーズといったスポーツカーレースでも実績のあるフェラーリ・カスタマーチームのひとつ。近年はPWCの最高峰であるGTクラスにフェラーリのGT3マシン、フェラーリ488 GT3を投入して参戦している。

 そんなチームはPWC参戦4シーズン目となる今季、ドライバーに2012、2014年のル・マン24時間LM-GTEプロクラスウイナーで14年WECシリーズチャンピオンとなったバイランダーを迎え、北米GTシリーズ制覇を目指す。

「2018年もピレリ・ワールド・チャレンジに戻れること、そしてフェラーリで多くの成功を収めているトニ(・バイランダー)を起用できることをとてもうれしく思うよ」と語るのはレモ・フェリー代表。

「我々は昨年、ファクトリーのサポートを受けながらシリーズを戦いさまざまな経験を積むことができた。今季はそれらを元により強いチームに進化し、チャンピオン争いに絡めると確信しているんだ」

 なお、今回の発表においてチームは、60分のレース中にドライバー交代を要する“スプリントX”形式のレースでバイランダーのチームメイトとなるドライバーについては後日改めて発表するとした。

 GTクラスでは全19戦が開催される2018年のPWCは3月9~11日、フロリダ州・セントピーターズバーグでシーズン開幕戦と第2戦が行われる。