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スーパーGT:目指すは王座。D’station Racingが2018年体制を発表。ゼッケンは7に

2018年02月07日 09:22  AUTOSPORT web

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MY 2018に改められるポルシェ911 GT3 RでGT300に挑むD'station Porsche。ゼッケンも7に、カラーリングも改められた。
スーパーGT300クラスに参戦するD'station Racingは2月7日、2018年の体制について公式サイト(http://dstation-racing.jp)で発表した。スーパーGTでは藤井誠暢/スヴェン・ミューラーのコンビ継続となるが、ゼッケンが『7』に変更されている。

 さまざまなスポーツをサポートしてきたエンターテインメント企業、NEXUS株式会社が自チームとして2017年に立ち上げたD'station Racingは、スーパーGTに藤井とミューラーのコンビで参戦。途中、ミューラーが参戦できないレースがあったものの、“大魔神”佐々木主浩総監督の就任や、二度の表彰台獲得で注目を集めた初年度となった。

 しかし、2018年に向けチームの目標はあくまで、「シリーズチャンピオン獲得を目標に、開幕戦から優勝を目指し」ていくこと。その目標に向け、フロント周辺のダウンフォース獲得を中心にアップデートされたポルシェ911 GT3 Rを投入する。

 また、今季は強豪KTRとのタッグ、ポルシェからのエンジニア派遣等のバックアップ、佐々木総監督という強力な体制をそのままに、藤井のコンビとしてミューラーがフル参戦する。なお、ポルシェの現役ファクトリードライバーのスーパーGTフル参戦は初になるという。

 同時に発表されたカラーリングは2017年のものと似ているが、18年モデルとなったポルシェ911 GT3 Rのアップデートを強調。D'stationのグリーンとポルシェのラインをよりクールに表現したものに変更されたという。

 そして、何より目を引くのはゼッケンだ。2017年まではKTRが長年使用してきた『33』をつけていたが、2018年は新たにチームの母体となるNEXUSグループの設立日である『7』をつけることになった。

 さらにD'station Racingは、2018年に初めて開催される鈴鹿10時間耐久レースへの1台、もしくは2台体制での参戦を予定しているという。こちらも大きなトピックになりそうだ。

 2017年は佐々木総監督の判断から生まれた表彰台獲得に加え、勝利を見据えるレースもあったD'station Racing。ポルシェで4勝を挙げてきた藤井にとっても、ファクトリードライバーとして勝利を挙げたいミューラーにとっても、目標を達成したいところだ。

D'station Racing 2018年SUPER GT参戦体制
エントラント:D'station Racing
クラス:スーパーGT GT300
車両:ポルシェ911 GT3 R
マシン名:D'station Porsche
ゼッケン:7
タイヤ:横浜ゴム
チームオーナー:星野 敏
チーム総監督:佐々木主浩
チーム監督:武田敏明
ドライバー:藤井誠暢/スヴェン・ミューラー
車両メンテナンス:KTR