アウディ、フォーミュラE第4戦は不運に終わる
◆Team Audi Sport ABT Schaefflerはポイント獲得を逃す
◆両ドライバーともにリタイア
電気自動車によるレースシリーズ、フォーミュラE選手権の第4戦が南米チリのサンティアゴで開催され、Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム・アウディスポーツ・アプト・シェフラー)のダニエル・アプトとルーカス・ディ・グラッシは、ともにリタイアという残念な結果に終わりました。
13番グリッドからスタートした昨年のチャンピオン、ディ・グラッシは、レース前半に6番手まで順位を上げます。しかし、レースが中盤にさしかかった直後、セカンドカーに乗り換えたディ・グラッシのAudi e-tron FE04にパワーロスが発生してピットイン。そのままリタイアとなりました。
一方、9番グリッドからスタートしたチームメイトのアプトは、スタート直後にニック・ハイドフェルド(マヒンドラ・レーシング)とリヤホイールが接触。このアクシデントにより、Audi e-tron FE04のリヤサスペンションがダメージを受け、アプトはわずか7周でセカンドカーへの乗り換えを余儀なくされます。
非常に早い周回でマシンを交換したため、レースを完走するために必要な電気エネルギーが不足して、途中で棄権せざるを得ませんでした。
チーム代表のアラン・マクニッシュは、レース後に次のように述べています。
「何年もレースに関わっていますが、幸運なときもあれば、すべてがうまくいかないときもあります。今日は間違いなくうまくいかないレースでした」
「それぞれ違った理由で2台ともリタイアしたことはとても残念です。しかし、レースでは時々そのようなことが起こります。ダニエルは不運なことにオープニングラップでリヤをヒットされてしまいました。ルーカスは力強いレースを見せていましたが、突然パワーを失い、ピットストップの後は何もすることができませんでした。原因はまだ判明していません」
第5戦は、3月3日にメキシコシティで開催されます。昨年のレースでは、ディ・グラッシが劇的な大逆転を演じて優勝しています。
*本リリースは、ヨーロッパ仕様に基づくAUDI AG配信資料の翻訳版です。