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WEC:オレカ、新型LMP1『レベリオンR13』の開発を発表。3月のジュネーブショーで公開予定

2018年02月06日 11:52  AUTOSPORT web

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2014~16年の3シーズン、レベリオン・レーシングは『レベリオンR-One』を走らせ、シリーズ3連覇を達成した。
2月5日、オレカはWEC世界耐久選手権の2018/19年“スーパーシーズン”においてLMP1クラスに復帰することがアナウンスされているレベリオン・レーシングと提携し、同チームが使用する新型プロトタイプマシン『レベリオンR13』を開発中であると発表した。

 WEC、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズの各ル・マン・シリーズにおいてLMP2カーのトップシェアを誇るフランスのマニュファクチャラー、オレカ。昨シーズン、LMP2クラスにおいて多くのチームが採用した『オレカ07』のパフォーマンスは、フル参戦した全チームがオレカ製シャシーを使用したWEC LMP2クラスのチャンピオン獲得をはじめ、ル・マン総合2位/LMP2クラス優勝、ELMSシリーズチャンピオンといった数々の栄冠によって証明されている。

 そんなオレカが2018年、一昨年までLMP1プライベーターチームとしてWECを戦い、2017年シーズンはLMP2へと参戦クラスを移してシリーズチャンピオンを獲得したレベリオン・レーシングとふたたびタッグを組んでWECの最高峰クラスに挑むこととなった。

 レベリオンとオレカは2014年にLMP1規定が変更されたことを機に提携関係を築き、オレカは同チーム向けのオリジナルマシン『レベリオンR-One』を開発。レベリオンは以後3シーズンにわたってこのマシンを用い、LMP1プライベータークラス3連覇を果たしている。

 レベリオンR-Oneをベース開発され2015年にデビューしたLMP2マシン『オレカ05』、そこからさらにマイナーチェンジを施し、2017年の新LMP2規定に合致させた『オレカ07』の流れを汲むことになるレベリオンR13は、「デザイン開発の面で素晴らしい挑戦になるだろう」と語ったオレカのヒュー・ド・ショーナックCEO。

「我々はオレカ07を開発する際、先代のオレカ05に比べて一段上のレベルに移行させたいと考えていた」

「2017年の成功の数々はオレカにとって本当によいモチベーションを生み出し、それは今、我々が取り組んでいる、より競争の激しいメインカテゴリー(LMP1)のマシン開発の原動力となっている」

 ポルシェ・ワークスドライバーのアンドレ・ロッテラーやニール・ジャニらの起用を明らかにしているレベリオンは、この新型マシンにLMP2クラスのワンメイクエンジンを手掛けるギブソン・テクノロジーのLMP1用4.5L V8自然吸気エンジン『GL458』を搭載。2014年以来4年ぶりに登場するレベリオンとオレカの新型LMP1マシン『レベリオンR13』は、3月のジュネーブショーで初披露され、4月7~8日に行われるWEC“プロローグ”の数日前にシェイクダウンテストを行う予定だ。

 なお、オレカはTOYOTA GAZOO Racingのレースオペ―レーションを担っていることでも知られているが、今回の発表において、引き続きトヨタとの関係を継続することを明らかにしている。