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GRC:グローバル・ラリークロス併催のATV戦はポラリス社の110馬力最新モデルを採用

2018年02月06日 10:12  AUTOSPORT web

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ポラリスRZR RS1は1000ccのエンジンをリヤに搭載する
GRCグローバル・ラリークロスは2月1日、2018年シーズンからサポートレースとして開催するATVによる競技『ポラリスGRC』において、ポラリス社の最新モデル『ポラリスRZR RS1』を競技車両として採用すると発表した。

 ヨーロッパや北米地域で人気を博しているラリークロス。このうちアメリカ圏を中心に開催され、高い人気を誇るのがGRCだ。

 このGRCが5月開幕の2018年シーズンから新たに併催するポラリスGRCは1954年にアメリカで誕生したポラリス社が製造するATVで争われるワンメイクレース。ポラリス社は、ATVやスノーモービルを製造・販売しており、米軍をはじめとする官公庁にも納入実績を持つ。

 これまでGRCは、新たにサポートレースを開催することだけをアナウンスしており、具体的にどんな車両で争われるかは不明だったが、今回の発表でポラリス社の最新ATVであるRZR RS1のワンメイクとなることが明かされた。

 RZR RS1は同社が販売しているエクストリームスポーツ向けATVの最新モデル。607kgの車体に1000ccの2気筒4ストロークエンジンを搭載し、最大110馬力を発生させる怪力マシンだ。

 これまで販売されてきたRZRシリーズは2人乗りモデルが多かったが、このRS1はシングルシーターマシンとなっており、同社は「ドライバーとマシン、道が一体となり、これまで以上のドライビングエクスペリエンスがもたらされる」としている。北米市場での販売価格は1万3999ドルから。

 このRZR RS1は日本国内でも購入でき、日本輸入総代理店の株式会社ホワイトハウス オートモービルが販売。希望小売価格319万3560円(税込)で受注を受け付けており、5~6月ごろにデリバリーが予定されているとのこと。

 なお、ポラリスGRCのレースフォーマットはメインイベントであるGRCと同じ。また安全装備についてもGRCと同等レベルのものが採用される。

 2018年のGRCは5月19~20日のケンタッキー州ルイビル戦を皮切りに全8大会12戦で争われる。