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ヨシムラ、2018年JSB1000参戦ライダーを発表。新たに渡辺一樹が加入

2018年02月05日 15:21  AUTOSPORT web

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2018年は津田拓也に加え渡辺一樹を起用したヨシムラスズキMOTULレーシング
ヨシムラスズキMOTULレーシングは2月5日、2018年シーズンの全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦するふたりのライダーを発表した。

 2017年シーズンは、津田拓也と濱原颯道ともに全日本ロードの最高峰クラスを戦ったヨシムラ。津田はMuSASHi RT HARC-PRO.ホンダの高橋巧と最終戦までし烈なチャンピオン争いを繰り広げた。

 また、ヨシムラから全本ロードデビューを飾った濱原は、参戦初年度をランキング7位で終え、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。

 2018年シーズン、ヨシムラは2017年に続き2台体制で全日本ロードに参戦し、悲願のチャンピオン獲得に挑む。

 ライダーはエースライダーの津田を継続起用。そして、津田のチームメイトには、2017年にスーパースポーツ世界選手権(WSS)に参戦した経験を持つ渡辺一樹が加わる。チーム監督は引き続き加藤陽平氏が務める。

「2018年は『ヨシムラスズキMOTULレーシング』として、またモデルチェンジを果たしたGSX-R1000での2年目の参戦となります」と加藤監督。

「全日本ロードレース選手権(JSB1000クラス)に於いては、レース数が大幅に増加しチームにとってもライダーにとってもチャンスが増えるシーズンになると思っております」

「ライダーはチームから参戦6年目となる津田選手と、全日本JSB1000に1年振りに復帰する渡辺選手を起用することになりました。かつてのライバル同士であったふたりですが、チーム内で切磋琢磨して強くなってくれることを期待します」

「フルモデルチェンジしたマシンも2年目となるので、更なる熟成と開発を押し進め、パフォーマンスをアップした車両と共に、昨年獲り逃したシリーズタイトルを目指して参ります」

 2012年からヨシムラに加入し、今年で6年目のシーズンを迎える津田は、2018年シーズンへ向けた意気込みを次のように語った。

「早いものでヨシムラスズキからの参戦が6年目となりました」

「昨年はモデルチェンジとなったGSX-R1000が投入となり、自分自身もチームの皆も期待に胸を膨らましシーズンインを迎えましたが、新型ならではの難しさもあり想像以上の苦戦を強いられてしまいました」

「2年目となる今年は、マシンのポテンシャルを引き出し自分の理解度も上げていくことで、まずは1勝し、そして勝利を積み重ねていきたいです」

 新たに加入する渡辺は、2012年にJ-GP2クラスチャンピオンを獲得。2013年からはJSB1000のカワサキトップチームであるチームグリーンに抜擢される。2017年からは戦いの舞台をWSSへと移し、ランキング20位でシーズンを終えた。

 ヨシムラから再び全日本ロードJSB1000クラスを戦うことになった渡辺は、「2018年シーズンは、ヨシムラスズキMOTULレーシングより全日本ロードレースJSB1000クラスを走る事が決まり、新たな挑戦にとてもワクワクしています」と次のようにコメント。

「ヨシムラスズキMOTULレーシングという日本屈指のレーシングチームから国内最高峰の舞台に再び挑む事ができ、とにかく今から開幕戦が楽しみです」

「自分らしい走りで最大限のパフォーマンスを出し、ファンやスポンサー、応援してくださる全ての方々に喜びと感動を与えられるように、チーム一丸となり戦って行きます」