スーパーGT300クラスに参戦するつちやエンジニアリングは、ゼッケンにちなんだ2月5日に2018年の参戦体制を発表した。チームのスーパーGT復帰以降ステアリングを握っている松井孝允に加え、坪井翔が加入。近藤翼を第3ドライバーに据える体制となった。
2016年に土屋武士/松井というコンビでGT300クラスのチャンピオンを獲得したつちやエンジニアリングは、17年は土屋がチーム代表から監督、エンジニア、メカニックを兼ねる立場となり、松井と山下健太のコンビで参戦。オートポリスでの優勝をはじめ、終盤戦までタイトルを争った。
迎える2018年シーズンに向け、チームが新たに松井のパートナーとして起用を発表したのは坪井だ。2017年にJMS P.MU LMcorsa RC F GT3を駆りGT300に参戦を開始した坪井は、GT300での2年目をマザーシャシーとともに迎えることになった。
「昨年からGT300に参戦し、レクサスRC Fに乗り優勝2回、ランキング3位でルーキーイヤーを終えました。今年はチームを移籍し、一昨年のチャンピオンチームでもあるつちやエンジニアリングのメンバーとして参戦させて頂くことが決まりました」と坪井。
「目指すはチャンピオンのみです。昨シーズンは2勝してもチャンピオンが獲れなかったので、もっと勝てるように、良いレースができるように、またマシンのことやレースのこと、それ以外の様々なことを勉強し、ひとりのレーサーとしてもレベルアップできるよう2018年シーズンを戦っていきたいと思います」
「相方である松井選手とは、スーパー耐久シリーズでもチームメイトとしてレースをしたことがあるのでうまくやっていけていますし、チーム一丸となっていちばん高いところを目指します。応援よろしくお願いします」
また、新たに坪井をパートナーに迎えることになった松井は、「昨年はディフェンディングチャンピオンとしてシーズンに挑みましたが、結果は1勝、シリーズ5位と一昨年にはおよびませんでしたが、ドライバーとしてたくさんの事を経験し勉強することができました」と語っている。
「今年のチームメイトには坪井選手を迎えます。坪井選手とは昨年スーパー耐久シリーズでもチームメイトになり、コンビネーションも心配ないので開幕戦から全開でプッシュしていきます。今年の体制の面でも土屋監督に支えて頂いているので、チャンピオンを獲る準備はできています。2018 年は強いレースをしてチーム全員でチャンピオン目指します」
さらにつちやエンジニアリングでは、第3ドライバーとして近藤を起用することになった。すでにGT300マザーシャシーを経験しているほか、2017年はスーパー耐久にフル参戦し、速さをみせてきている。
「昨年に引き続き、今年も参戦する機会を与えていただきありがとうございます。チームの一員としてチャンピオン獲得に貢献できるよう精一杯頑張ります。つちやエンジニアリングの応援をよろしくお願い致します」と近藤。
なお、今季はニュルブルクリンク24時間にも挑戦する土屋武士は、『テストドライバー』という肩書もつけられている。自身がセットアップを行ううえで、必要とあらばドライブする機会もあるかもしれない。また、チームは同時に、サポーターズクラブ『25PRIDE Supporters CLUB』を発足させた。