FIAは2018年4月7~8日に開幕するFIA WTCRワールド・ツーリングカー・カップのタイヤサプライヤーにヨコハマタイヤが就任したと発表した。
WTCRは年々参戦チームが減少傾向になったWTCC世界ツーリングカー選手権に代わってスタートする新たなツーリングカーレース。近年、世界中で爆発的に支持が広がっているTCR車両を使ったシリーズだ。
WTCCで活躍したセバスチャン・ローブ・レーシングをはじめ、さまざまなチームが参戦体制を発表しており、フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRやヒュンダイi30 N TCR、ホンダ・シビック・タイプR・TCRといったマシンが登場する。
WTCCで10年以上に渡り、タイヤサプライヤーを務めてきたヨコハマは、このWTCRでもサプライヤーを継続担当。今回の契約期間は2年で、ヨコハマは2019年末までシリーズを足元から支える。
また、オフィシャル・フューエルサプライヤーにはイタリアのパンタが就任したことも合わせて発表された。ヨコハマタイヤ同様、パンタもWTCCにオフィシャル・フューエルサプライヤーとして関与してきたメーカーだ。
シリーズ発足初年度のWTCRは全10ラウンド/30レースで開催。レースウイークのスケジュールはオープニングデーに予選とレース1を、レース2に3セッション形式の予選とレース2&3を行う流れとなる。またレース2はリバースグリッドが採用される見込み。
WTCC同様、日本でもシリーズ戦が開催されるが開催地はツインリンクもてぎから鈴鹿サーキットへ変更され、10月27~28日に全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦と併催される。