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太田哲也の『injured ZERO』、座学形式の安全運転研修プログラムスタート

2018年02月05日 12:52  AUTOSPORT web

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太田哲也の『injured ZERO』、座学形式の安全運転研修プログラムスタート
(株)スポーツドライビングジャパン(横浜市都筑区/社長:隠岐麻里奈)は、幾多のトップカテゴリー・レースで活躍したレーシングドライバー/自動車評論家の太田哲也氏が校長を務めるスポーツドライビングスクールに加え、『V&Vメソッド』という人間力向上による企業の社員向け教育カリキュラムの提供を開始した。これは、同社が取り組む事故ゼロを目指す『injured ZERO』プロジェクトの一環となるサービス。

 現在、株式会社SUBARUの若手技術者を対象とした『V&V 安全運転推進研修』を行っており、去る12月28日(木)に、校長の太田哲也氏を講師として、第一回目の講義を実施した。全4回(期間:4ヶ月間)となる研修は、事故防止や安全運転だけでなく、人間として、プロとしての意識改革を主眼とする。

 とりわけ自動車メーカーに勤める社員は、事故を起こしてはならず、万が一、加害者になってしまった場合の社会に与える影響、それにより企業が受けるダメージは計り知れない。

 一方で、車の性能が飛躍的に向上した昨今においても、事故原因の9割はヒューマンエラーで、そのほとんどが漫然運転とされることから、同社は、人間力を高め、人の意識を変えることこそが、その対策として極めて重要であると考える。

『V&Vメソッド』は、経営者が社員に対し、組織の方針等を “VISION”としてインプットし、これを社員が実践しながら、その理解や気付き等を“VOICE”としてアウトプットする。さらにこの“VOICE”を組織で共有しながら、プロセスを繰り返し継続することで、“VISION”の具現化や組織の一体化を実現していく同社オリジナルの教育・組織改善メソッド。

 研修では、座学形式の講義においても、単に理論をインプットするのではなく、受講者自らに考えさせる。さらに受講者は、講義後も継続的に、それを日々の業務や行動に取り入れながら、その中で得た気付き等のアウトプットを繰り返す。これが受講者の“VISION”に対する理解を深めるだけでなく、個人が作成した“VOICE”を組織内で共有することにより、それが疑似体験として個人の経験量を増加させ、成長スピードを加速する。

 また、当社本メソッドは、平成29年度の国土交通省事故防止対策支援推進事業の運送事業者向けコンサルティング・メニューにも認定された。

 実施の流れは、まず、(株)スポーツドライビングジャパンが、事業者の幹部や管理者に“VISION”のヒアリングを行い、課題を整理する。ドライバーは、洗い出された課題に基づき、一定期間にわたり、業務内で得た気づきや行動を“VOICE”として提出する。このスキームは、6か月程度の間、継続的に行うことが望ましく、その間、(株)スポーツドライビングジャパンが、月に一度のフィードバックを行いながら、改善に取り組むことで成果が表れる。

 先述の『V&V 安全運転推進研修』は、今後、1回目の座学講義を受けて、受講者が、二ヶ月間にわたる“VOICE”の作成に取り組む。これに、(株)スポーツドライビングジャパンがフィードバック、改善指導を行った後、最終回で再び太田哲也校長が講義を行う予定だ。

 同社は、平成30年より、この『V&Vメソッド』を用いた教育カリキュラムで、企業内人材の人間力を高め、社員が加害者にならないための意識改革を軸とした研修を広く展開する計画としている。

 その他詳細は下記をご参照下さい。
http://injuredzero.jp/