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知人の車に「タダ乗り」するのは非常識? 「ガソリン代ぐらいは欲しい」はどこまで本心か

2018年02月05日 11:41  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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誰かの車に乗せてもらったら、お礼に(または常識として)お金を渡すべきか?これは相手との関係性や頻度・距離により変わってくる話だとは思うが、世間ではどのあたりの認識が一般的なのだろうか。

運転免許を持っていないある女性が、この「車に乗せてもらう時どうするか問題」に頭を悩ませているようだ。先日のガールズちゃんねるで話題になっていた「車に乗せて貰ったらガソリン代は払うべきですか?」というトピック。トピ主の女性はママ友の車にたまに乗せてもらっているが、ある時「ガソリン代くらい欲しいなー、なんて」と冗談ぽく伝えられたという。(文:みゆくらけん)

「ガソリン代いくらすると思ってんだ」「無料タクシーじゃないんだから」

このママ友の言葉に「けっこう本気で言っているのでは?」と不安になってきているというトピ主。乗せてもらう頻度は「本当に時々で、雨の日に15分程乗せてもらったり、年に1回ディズニーランドに行く時に乗せて貰う程度」だという。

「もちろん乗せて貰った時には必ずお礼は言いますし、缶コーヒーを渡したりそれなりに気を使ってきたつもりなので、どこまで本心だったのかわかりません」

このトピックへは3500件以上のコメントが殺到している。多くは「それ本気で言っているよ」「乗せてもらったらもちろん払うべき!」というもので、

「ガソリン代いくらすると思ってんだ」
「無料タクシーじゃないんだから」「主さん、図々しいですね」

などという声が集まっていた。トピ主が気を使って渡しているという缶コーヒーについては、運転してもらうに見合わぬ「安すぎるお礼」という認識も多く、特にディズニーランドなど一緒に遊びに行くために乗せてもらう際にお金を出さないのは「非常識だ」というコメントが集まった。

(距離がどのぐらいかわからないため何とも言えない部分もあるが)確かにディズニーランドに行くともなれば、ガソリン代、高速代、駐車場代もかかってくるだろうし、運転だってなかなかの労力が必要になる。それらコストに対し、「缶コーヒーとお礼の言葉」ではやはり足りないと感じる人が多いのも納得はできる。ましてや、普通の友人関係よりシビアであることが多いママ友との関係においてはなおさらだ。コメントにも多数上がっていたが、ガソリン代などが払いにくければランチをご馳走するというのも丁度良い案かもしれない。

「どうせ目的地は同じ」は通用しない理屈なのか

ただ一方で「ごめんなさい。払う概念なかった」「その友達けちくさ!!」「乗るならガソリン代くらい払え、とか思うなら乗せる側から誘わないでほしい」などという声もある。「払う概念がなかった」とコメントした人は続けてこう書き込んでいる。

「車に乗せてもらう仲なんだから好意で乗せてもらってるわけだし、出さなくていいと私は思う」

「払わなくてもよいのでは?」という人の中には「だって、どうせ目的地は同じだし」という考えもあるのかもしれない。しかし車を持つ側からは「同じ目的地に行くのにトピ主に声をかけないわけにもいかない」「是非とも一緒に車で行きたいわけじゃない」と主張する声も。他に「車は重くなった分燃費も悪くなるんだしガソリン代高くなってるんだよ」というコメントもあった。

なかなか考えさせられるこの今回の問題。関係性や乗せてもらう距離、目的などで「正解」は変わってくるのだろうが、「ガソリン代ぐらい欲しいなー」とまで伝えられている今回のケースでは、やはり払った方がよかったのだろう。そもそもギクシャクしたくないのなら、最初からルールを決めるべきだったのかもしれない。確認せずに「私はこうだから相手もきっとこうだろう」と思い込むのは一番危険だと思う。