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エアバスの空飛ぶ車、完全自動操縦で53秒間の初飛行に成功!

2018年02月05日 10:53  Techable

Techable

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大手航空機メーカー、エアバスの空飛ぶ車を開発するチーム「Vahana」は、垂直離着陸機(VTOL)のテストフライトが成功した、と発表した。

フルサイズの機体を使用し、完全自動操縦で最高高度5メートル、53秒間飛行した。実用化へ向けて大きな前進となる。
・フルサイズの機体で
テスト飛行は、1月31日に米国オレゴン州で行われ、「Alpha 1」と命名された機体が使用された。

Alpha 1は開発用のミニチュアではなく、大きさ6.2×5.7×2.8メートルとフルサイズ。電力で動き、垂直に離発着することができるVTOLだ。

これに1人が乗り込み、自動操縦で離陸。高さ5メートルに達した後、徐々に高度を下げて着陸。この間、53秒だった。
・開発競争が加速
今回のテスト飛行には米国連邦航空局も出席し、初フライト成功の“証人”となったようだ。もちろん、実用化に向けて、これからテストを何回も重ねることになる。

エアバスは将来、空飛ぶタクシーサービスの展開を描いているが、空飛ぶ車の開発をめぐっては、他の航空大手やスタートアップも進めている。

これから先は、あちこちでテスト飛行が繰り返されることが予想され、空飛ぶ車が私たちの“日常の足”となる日はそう遠くないのかもしれない。

Vahana