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アロンソ、WECデビューに向け2018年仕様のトヨタを初テスト

2018年02月05日 08:22  AUTOSPORT web

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WECのルーキーテストに参加したアロンソ
2018年のWECに参戦することが決まったフェルナンド・アロンソが、トヨタとのテストをスタート、2018年仕様のマシンを初めてドライブした。

 マクラーレンF1チームのアロンソが、2018年、F1とともにWECにも参戦することが1月30日に発表された。アロンソはWECの2018-19シーズンに向けてトヨタと契約し、8号車のドライバーとして、F1と日程が重ならないすべてのレースに出場、世界三大レース制覇の夢に向けてル・マン24時間に初挑戦する。

 アロンソは2017年11月にWECルーキーテストでトヨタのLMP1カー、TS050ハイブリッドをドライブしているが、先週、トヨタがスペイン・アラゴンサーキットで3日間にわたって行ったテストに参加、2018年仕様のマシンを初めて試した。デイトナ24時間を終えたアロンソは母国スペインに飛び、トヨタとの契約が発表されたその日にテストに合流したという。他に4人のドライバーが参加、アロンソのチームメイトであるセバスチャン・ブエミは第二子の誕生に備えてテストを欠席し、昨年までのドライバーで今年はリザーブ兼開発ドライバーを務めるアンソニー・デイビッドソンが走行を行った。

 トヨタは1月に同じアラゴンで2018年仕様のマシンのシェイクダウンを行った後に今回のテストに臨んだといわれているが、詳細については明らかになっておらず、トヨタのスポークスパーソンは、問題に阻まれることなくテストをうまく行うことができたとのみコメントしている。
 4月のWECプロローグの前にあと2回テストが予定されている。   
    
 アロンソは、5月のスパ・フランコルシャン6時間でWECにデビュー、2018年中はF1アメリカGPと重なる富士6時間を除く4戦に出場する見込みだ。しかしトヨタのホームレースである富士戦にアロンソを出場させるため、関係者の間でレース日程の変更が検討されているともいわれている。