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乃木坂46 生駒里奈 卒業発表、メンバーたちの反応は? 各発言から伝わるグループ思いの姿

2018年02月04日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 1月31日の早朝、「乃木坂46の生駒里奈がグループから卒業する」というニュースがネットに速報として入った。日刊スポーツによる独占記事を朝のワイドショーでも多くの局が扱い、追って公式サイトにも生駒の卒業が正式に発表された。公式では、「次の20枚目のシングルをもってグループを卒業」「卒業の時期については未定」とアナウンス。自身のブログには、「20歳になった頃から、大人として一人で生きていくためにはどうしたらいいのか、具体的に自分のこれからを考えた時に私はこのままでは足りないなと、プラスで自分を高めないといけない。ここだけじゃ足りないと思う様になりました」と同学年が新社会人として挑戦する年に卒業することを決めた経緯が綴られている(参考:生駒里奈OFFICIAL BLOG)。生駒は、デビューシングル『ぐるぐるカーテン』から、5thシングル『君の名は希望』までの初代センターを務め、今に至る乃木坂46の基盤を作り上げた一人だ。


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 生駒の卒業を受けて、最初にブログを更新したメンバーは堀未央奈。2013年、堀はまだ加入して間もない2期研究生という立場で、7thシングル『バレッタ』のセンターに選ばれた。その際、「心配しないで守るから」と一番に話しかけてきてくれたのが生駒だったという。当時、堀のセンター抜擢は代々木第一体育館で開催されたコンサートにて発表されたが、その際に生駒が堀に向けた手紙を読んでいたことを思い出す。堀は「曲ごとに変わるパフォーマンス 飾らない性格 メンバーに対する愛 強い意志」と、生駒と日々接することで感じた魅力を挙げ、同日出演したラジオ番組『レコメン!』(文化放送)では、パーソナリティーのオテンキのりと、「お風呂に入った時、覗いてくるのは生駒」という話題を懐かしむ一幕もあった。


 新内眞衣は、31日深夜のレギュラー番組『オールナイトニッポン0』(ニッポン放送)にて生駒の卒業についてコメント。2015年に上演された舞台『すべての犬は天国に行く』でのメンバー、通称・犬メンとしても仲の良い新内は、事前に卒業を聞いていたという。「乃木坂のことをすごく考えつつも、いろんな葛藤もあったと思うんですけど、今のタイミングだと思って決めたことなので、背中を押したいし、これからのことも応援したい」とエールを送り、生駒センター曲の「制服のマネキン」をオンエアした。


 また、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の舞台裏に密着した1月13日放送の『AKB48 SHOW!』(NHK BSプレミアム)では、渡辺麻友のラストステージを楽屋のモニターで見つめる生駒の姿があった。2014年、生駒は交換留学としてAKB48と乃木坂46を1年1カ月兼任。その年の選抜総選挙でも第14位にランクインし、乃木坂46の顔として、垣根を越えグループの知名度に貢献した。当時、兼任先だったチームBで一番の支えになったのが渡辺だった。兼任解除後も、歌番組で一緒になると2人のツーショットがアップされ、公私ともに仲の良い関係性は続いていた。乃木坂46の1期生として活動していた生駒にとって、渡辺は初めての先輩であり、アイドルとしても憧れの存在。目頭を押さえ、涙を流し見守る生駒に、渡辺の最後のステージはきっと輝かしい舞台に映ったに違いない。


 生駒は過去に平手友梨奈との対談の中で、欅坂46がデビュー当時、生駒が相談相手になっていたことを明かし、坂道シリーズが「連合軍みたいになれば可能性が広がる」とも話していた(『月刊AKB48グループ新聞』2016年7月号より)。生駒は卒業までの期間の中で、乃木坂46だけでなく、アイドルシーン全体にどのような功績を残していくのか。(渡辺彰浩)