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富士スピードウェイが2020年東京オリンピックの自転車競技会場に

2018年02月03日 21:02  AUTOSPORT web

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2016年のスーパー耐久富士戦の様子
富士スピードウェイは2月3日、2020年に開催される東京オリンピックの自転車競技のロードレースゴール会場と、個人タイムトライアル会場に決まったと発表した。

 これは3日に、韓国の平昌で行われているIOC国際オリンピック委員会の理事会で決定されたもの。今後、開催概要などについては、東京オリンピック・パラリンピックの競技大会組織委員会と関係各所で協議され、別途発表を予定しているという。

 日本の主要サーキットのひとつであり、WEC世界耐久選手権等国際レースも開催している富士スピードウェイは、多くのエントリーを集める『ママチャリGP』等自転車競技にも活用されている。

 富士はコース前半こそ下り坂だが、セクター2以降は登りが多く、特にセクター3は自転車では非常に厳しい。また、メインストレートにはグランドスタンドもあり、観戦にも適している。オリンピック選手たちがどんな走りをみせてくれるのか、モータースポーツファンも楽しみだろう。

 また、現在2020年に向けて新東名の延伸に向け工事が進められており、富士スピードウェイ近くには小山スマートインターも建設される予定だ。オリンピック会場として、今まで以上の利便性も期待できるかもしれない。

「このたび、日本を象徴する富士山の麓にある富士スピードウェイが、東京2020オリンピックで行われる、自転車競技のロードレースゴール会場と、個人タイムトライアル会場として正式決定したことを受けて、大変光栄なことであると同時に、責任の重さを感じております」と富士スピードウェイの原口英二郎社長はコメントした。

「今後、関係機関の皆様、地域の皆様、また自転車競技ファンの皆様とともに安全・快適なオリンピックが開催できるよう、準備を進めてまいります」