2月3日、東京・青山のホンダウエルカムプラザ青山で、2018年のスーパーGT300クラスに、ホンダNSX GT3で参戦するCarGuy RacingとModulo Drago CORSEの参戦発表会が行われ、ファンの前で必勝を誓った。
2018年から日本でも本格的にデリバリーがスタートするホンダNSX GT3。GT300では2台が参戦することになり、ファンにとっても注目の車種となっている。すでにシェイクダウンを終えている2チームだが、この日は改めてファンの前で参戦発表を行った。
まずイベントでは、今季からGT300クラスに参戦するNSX GT3について、ホンダ山本雅史モータースポーツ部長が紹介。「ホンダにとってもこうして発表会をするのは非常に嬉しいこと。ホンダは二輪もやっていて、多くのカテゴリーをやっているが、四輪でもN-ONE OWNERS CUPからステップアップしていくカスタマーレーシングの頂点としてNSXを用意しました」とホンダのカスタマーレーシング活動について説明した。
続けて、2018年にスーパーGT300クラスに登場する、CarGuy Racingの木村武史と横溝直輝、監督のケイ・コッツォリーノ、そしてModulo Drago CORSEの道上龍と大津弘樹、チョン・ヨンフン監督がそれぞれ登場した。
「ウエルカムプラザは自宅も近く、ある意味昔からホンダのカスタマーです(笑)」と切り出した木村。CarGuy Racingはスーパーカーによる究極のエンターテインメント集団として活動していることもあり、フェラーリF40による雪山走行のパフォーマンス動画もお披露目された。
木村は「何よりNSXはカッコいい。まずはNSXを購入するところからスタートしていた」と語り、山本部長は「最初に木村さんとお話ししたときに、本当にNSXに惚れ込んでもらっていて嬉しかった。まだ値段も決まっていなかったのに、契約書にサインしようとされていたんです(笑)」と明かした。
これに続いて登場したModulo Drago CORSEの道上は、「昨年の夏くらいから、またスーパーGTに出たいと思っていて、今回NSX GT3を購入させてもらいました」とコメント。大津も初めてのスーパーGTに向け、テスト後と同様に意気込みを語った。
また、2チームのトークに続いては、両チームのカラーリングについてもファンに向けてアナウンスされた。まず会場のモニター上に公開されたのは、CarGuy RacingのNSX GT3。明るいイエローとブラックが組み合わされたイラストが公開された。なお、この場でゼッケンも『777』になることが明かされている。
さらにModulo DRAGO CORSEも画面に表示されたが、こちらは「2月15日に公開予定」との表示。ファンからはため息がもれ、思わず道上も「少々お待ちください」と苦笑いの様子だった。
トークショーでは、両チームともシェイクダウンではNSX GT3のパフォーマンスの高さを感じたと明かし、最後は2018年のスーパーGTに向け、NSX GT3での初勝利を目指す意気込みを語った後、ファンとともに写真に収まりイベントは幕を閉じた。