トップへ

【クレカ・消費者金融業界】20代後半で年収800万円も 「給与の満足度」が高い会社ランキング

2018年02月03日 11:11  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

キャリコネニュースでは、約100万人が登録する国内有数の転職口コミサイト「キャリコネ」のデータから業界別で「給与の満足度が高い会社ランキング」を作成した。今回はカード・消費者金融業界のランキングだ。

対象は、2017年10月1日~2017年9月30日の期間に評価が10件以上寄せられた企業で、無担保での個人への小口融資やクレジットカードなど、買い物での決済手段を提供する企業を比較した。

3メガ銀行を中心にグループ化が進んでいる国内カード業界は、カード決済の取扱高も増加基調が続いており、政府もキャッシュレスの決済比率を10年で倍増させる目標を成長戦略で掲げている。消費者金融は、過剰融資をしていると批判を受けた銀行の個人向けカードローンの抑制による影響が注目されており、不透明さを増す。

当記事では「キャリコネ」ユーザーが採点したいくつかの評価項目の中でも、「給与の満足度」の得点に注目しランキングを作成した。「給与の満足度」は仕事内容や労働時間などを考慮しての評価で、単純な金額の高低とはまた違った指標となっている。

カード・消費者業界の「給与の満足度」の点数は以下のようになった。

1位:オリックス 3.71点


2位:アコム 3.69点


3位:アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド 3.42点


4位:クレディセゾン 3.29点


5位:イオンクレジットサービス 3.15点

「残業は本社にいると強制されたりはしない。むしろ『早く帰りなさい』と催促されることが多い」(アコム)


1位:オリックス

企業への投資事業のほか、カードや生命保険事業など多角展開するリース会社オリックスが1位に輝いた。同社にはキャリアプランに応じて一般職から総合職へ職種を転換できる職種転換制度や配偶者の転勤で就業が困難な場合に最大5年休職できる制度があり、口コミでも「男性の方が圧倒的に多いが、総合職の女性も比較的、多い。男性、女性に限らず、成績によって評価してもらえる方だと思う。女性の管理職もいる。総合職から一般職へ職種転換できる制度があり、結婚、出産後に職種転換する人もいる」(営業事務・管理事務 30代前半 女性 260万円)といった声があった。

「業績は悪くない。また福利厚生としては家賃補助は手厚い方だと思う」(企画営業 30代前半 男性 900万円)
「所属する部署によると思うが、基本的には年々ブラック要素排除の動きが高まっていると感じられる。案件遂行時などは、連日の深夜残業や休日出勤が必要になるときもある(どんな仕事でも同様と思われる)が、平時は、自身の仕事の進め方次第であるが、原則休日出勤はなく、定時退社も可能(常時忙しい部署はこの限りではない)」(法人営業 30代後半 男性 1000万円)

2位:アコム

2位には消費者金融大手のアコムが入った。コンプライアンスを経営の最重要課題のひとつとして位置付け、その徹底にいち早くから取り組んでいる同社は、2008年に三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社となっている。中には「残業は本社にいると強制されたりはしない。むしろ『早く帰りなさい』と催促されることが多い。本社機能についてもこれ以上何か付加価値といっても限度があるので、銀行傘下になったあとは特にやることが無い」(管理関連職 40代前半 女性 600万円)なんて口コミも。

「社内財形をすると、金利1%に加え、会社から年間3万円の補助が出ました。全国にリゾートマンションや会員制ホテルが保養所として存在し、予約も社内ネット予約ができるよう専門の部署も整備されていました。1泊2000円で一部屋を借りられました。誕生日休暇もとれます」(その他 30代後半 女性 350万円)
「残業も殆どなく、管理職も定時で帰宅します。ローテーションで出勤が月に2回ほど発生しますが、きちんと休日手当てが支払われます。社員に対する待遇は非常に良く、千葉に宿泊機能付きの非常に快適な研修センターがあり新人研修から1年経過時の研修等が行われ、他県の社員との交流も活発です」(その他 30代後半 女性 350万円)

3位:アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド

現在200もの国・地域でクレジットカード等の金融事業や、旅行関連事業を行っているアメリカン・エキスプレスが3位にランクイン。「みなさん気さくに話しかけてくれる。会社全体がフランクな感じ。自由な社風で、服装も厳しくなく、むしろかなり自由であり、海外の会社のせいか、上司なども日本人でも相当茶髪だけれども、全然問題なかった。外国人はもともと金髪であるので、髪の色などそもそも問題とならないようです」(財務・会計管理職 30代後半 女性 280万円)という声も印象的だ。

「(福利厚生について)整備されている。まったく問題なし。大企業なみである。外資だから、退職金がないとかいうこともない、福利厚生面において、何か不満を感じたことは皆無である。社内環境も、入居しているオフィスも最高である。待遇もよい」(法人営業 40代前半 男性 800万円)
「報酬は、インターナショナルの方であればかなり良い。働き方もまちまちで、それぞれに自分なりの働き方を持って働いている。営業部はインセンティブ性であり、成績が良ければ報酬もそれに準じて高くなっていく」(法人営業 20代後半 男性 800万円)

「年間休日日数が多く、10日間の連続休暇も」(イオンクレジットサービス)

4位:クレディセゾン

みずほが出資する流通系カード大手のクレディセゾンが4位に入った。口コミでは「産休、育休、時短勤務を経験した。制度がしっかりしていて、産休等を使っている社員も沢山いるので、とてもスムーズに休みに入れたし、復帰するときもスムーズに復帰できた。復帰後、子供の発熱等で急な休みをもらうことも何度かあったが、有休の他に「子の看護休暇」というのも使えて助かった」(カウンターセールス 30代前半 女性 450万円)など、柔軟な働き方が可能な点を評価する声が多かった。同社は制度格差の是正を目指す「全社員共通人事制度」など同一労働同一賃金への取り組みや、ダイバーシティ推進への取り組みでも広く知られている。

「歩合制ではないが、営業成績が良いと賞与にきちんと反映され、評価についてきちんと上司からのフィードバックがあるので納得して日々仕事に取り組めた。評価基準は自分や所属店舗の成績部分だけでなく、日々の業務や仕事に対する姿勢など、いろんな角度から評価されていたように記憶している」(カウンターセールス 30代前半 女性 450万円)
「休日出勤や残業は比較的ありませんでした。どうしても終わらない時は上司に連絡して残業の許可を頂いてから残業するという形でした。時短制度もありとても働きやすい環境です。ただ数字に関しては厳しく言われるので、常に数字に追われる日々ではあります。総合的に見てはとてもいい企業だと思います」(カウンターセールス 20代前半 男性 350万円)

5位:イオンクレジットサービス

イオングループの銀行持ち株会社イオンクレジットサービスがベスト5入り。ダイバーシティ推進の牽引役を社内に配置し、イオン株式会社のダイバーシティ推進室とも連携しながら、女性登用を積極的に推進している。また、人権研修や資格取得での助成金支給など人材育成に注力するほか、寮・社宅の提供、結婚や出産等のライフイベントにおける祝金・見舞金等の各種給付金制度など、各種福利厚生も充実しているようだ。

「残業規制が厳しく、基本的に月30時間以上の残業はできません。部署にもよりますが基本的には上司の許可を得ての残業になります。年間休日日数も多く、10日間の連続休暇もあり、部署にもよるとは思いますが有給も取りやすい環境のため、ワークライフバランスは取りやすいのではないかと思われます」(社内SE 20代前半 女性 400万円)
「クレジットカード業務のシステムとなり、24時間365日止められないシステムのため、常に土日は誰かが出勤することになります。基本的にはチームの当番制での出勤となるため、月1~2回の休日出勤が発生します。また、残業についてですが大手だけあって労務管理はしっかりしており、基本的には45時間以上の残業ができないようになっています」(プロジェクトマネージャー 30代後半 男性 530万円)