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NASCAR:ラスベガスで2018年開幕前最後のテスト開催。新車投入のシボレーがトップ

2018年02月02日 15:22  AUTOSPORT web

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カイル・ラーソンがドライブしたシボレー・カマロZL1
2018年2月18日に開幕を控えたモンスターエナジーNASCARカップは1月31~2月1日の2日間、ラスベガス・モータースピードウェイで公開テストが行われた。

 伝統の開幕戦デイトナ500を目前に控えたNASCAR。今回ラスベガスで行われたテストは、デイトナ500前最後の走行チャンスということもあり、参加したフォード、シボレー、トヨタの各陣営は入念にデータを収集。

 また、今回のテストは入場無料で一般開放され、2018年からカップシリーズに登場するシボレー・カマロZL1をひと足早く見ようと多くのファンが詰めかけた。

 2日間のテストでは、そのカマロZL1が好調。チップ・ガナッシ・レーシング所属のカイル・ラーソン(シボレー・カマロZL1)が初日に時速188.403マイル、2日目に時速191.259マイルを記録して、トップにつけた。

「いいフィーリングだった。数カ月のインターバルを経て、もう一度ストックカーに乗り込むことができて、うれしいよ」とラーソン。

「速さもまずまずだった。ロングランでは特にね。シボレーがマシンをカマロZL1にスイッチしたあとも戦闘力があることが分かったから、全体的にテストはいい結果だったと思う」

 同じくシボレー陣営で、テスト2日目午後のセッションではラーソンに次ぐ2番手となったライアン・ニューマンも「新車のカマロZL1とは、いいスタートを切れた。しっかりデータを集めて“宿題”はこなせたよ」と自信を覗かせた。

 トヨタ・カムリを投入しているトヨタ陣営はエリック・ジョーンズが2日目午後に記録した時速190.007マイルが最速。

 フォード・フュージョンを使用するフォード陣営では2日目午後に時速189.827マイルを記録したリッキー・ステンハウスJr.がトップだった。

 上述したように、2018年のモンスターエナジーNASCARカップは18日のデイトナ500が開幕戦。それに先駆け、2月11日、2月15日は特別戦のクラッシュ、デュエルがデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる。