トップへ

松下奈緒&古田新太『闇の伴走者』続編追加キャストに津田寛治、今野浩喜ら

2018年02月02日 12:51  CINRA.NET

CINRA.NET

『連続ドラマW 闇の伴走者~編集長の条件』ポスタービジュアル
3月31日からWOWOWで放送されるドラマ『連続ドラマW 闇の伴走者~編集長の条件』の追加キャストが発表された。

同作は2015年に放送された『連続ドラマW 闇の伴走者』の続編。浦沢直樹の漫画『MASTERキートン』の原作や『PLUTO』のプロデュースなどで知られる長崎尚志によるミステリー小説『編集長の条件 ―醍醐真司の博覧推理ファイル―』をもとにした作品で、出版関係専門の調査会社の調査員・水野優希と、『漫画ブレイブ』の編集長・醍醐真司がタッグを組み、伝説の漫画編集者の怪死事件の解明に挑むというあらすじだ。前作に引き続いて水野役に松下奈緒、醍醐役に古田新太がキャスティング。

今回出演が発表されたのは、想起社が発行する『漫画ブレイブ』の関係者役として、広告宣伝部部長・堀尾智役の津田寛治、アルバイト・伊東昇太役の白石隼也、編集者・綿貫義正役の今野浩喜、2代目社長・小城利勝役の平泉成、前編集長・南部正春役の岩松了に加えて、南部の別居中の妻・加代子役の八木亜希子、古書店「ノスタル堂」の店主・三浦太一役の小宮浩信(三四郎)、元紙芝居作家で貸本漫画家・校条啓蔵役の田中泯。さらに温水洋一、野間口徹、前野朋哉、真野響子、森本レオらが前作から続投する。

あわせて追加キャストも登場する特報第2弾、ポスタービジュアル、劇中に登場する漫画雑誌の連載作品や原稿を手掛ける森秀樹、田中圭一、土山しげる、平松伸二のコメントが公開された。

■長崎尚志のコメント
『編集長の条件―醍醐真司の博覧推理ファイル―』は、戦後漫画のルーツの探究とあの未解決事件の真相を軸に、昭和の漫画編集者の死にざま、そして平成の漫画編集者のリアルな実態を絡ませた人間ミステリーです。前作同様、三木孝浩監督、松下奈緒さん、古田新太さんによるドラマ化――このメンバーになんの不安もありません。にわか編集長となった醍醐の痛快な変人ぶりと、少し成長した優希の名推理を楽しんでいただければ幸いです。

■森秀樹のコメント
紙芝居2枚と貸本漫画6枚を描きました。元々、紙芝居に興味がありましたが、あらためて昔の紙芝居を見て絵の技術の高さに尊敬の念をいだきます。象形文字に代表されるように文字の始まりは絵です。絵は言葉なのです。絵描きはその人に会わなくても、その人の絵を見れば会話ができます。絵で生きていくのが大変なのはご存知の事と思います。優れた才を持ちながらも紙芝居でしか(失礼!)絵を発表することが出来なかった不運に涙が出ます。ドラマの小道具の絵ですが名も無き絵師の諸先輩方に笑われないよう心を込めて描きました。漫画原稿は貸本漫画風ということで私の絵というわけではありませんが楽しんで描きました。

■田中圭一のコメント
前回に引き続いてドラマの中で重要な役割を担うマンガ原稿を描かせていただきました。今回は本の表紙にもなるカラーの原稿で、しかも貸本マンガのタッチを要求されるという、とてもハードルが高い仕事でした。もちろん、私にとって「腕の見せ所」ではあるのですが。今回も前回同様、シナリオがすごく練られていて読み応えがありました。この面白いシナリオをドラマにする際、私の絵が役に立ってくれるととても嬉しいと思います。

■平松伸二のコメント
一月某日、「闇の伴走者」の撮影スタッフ約40人がオイラの仕事場にやって来た。ドラマの中でオイラの仕事場と漫画原稿が使われる…だったら面白くないはずがない!いや、面白くしてもらわなければ困る(笑)。でもまあ前作を見る限り、主人公は漫画愛に溢れ、その情熱でドラマを引っ張っておったので心配はないじゃろ。外道漫画家と呼ばれるオイラでも当然漫画愛はある!その愛と情熱があれば必ずまた面白いドラマになっているはずじゃ!

■土山しげるのコメント
今回の作品は、僕の食漫画の原点「喧嘩ラーメン」を二十年振りに思い浮かべて描きました。
古田新太さん演じる醍醐編集長の評価にドキドキしています。
三十年前、編集者時代に一度だけ担当だった、長崎さんの作品に関われることも楽しみです。