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「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れないーー」 『欲望の翼』本編映像公開

2018年02月01日 14:52  リアルサウンド

リアルサウンド

 2月3日よりデジタルリマスター版とし13年ぶりにスクリーンに甦る『欲望の翼』の本編映像が公開された。


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 『花様年華』『恋する惑星』のウォン・カーウァイ監督が手掛けた本作は、1960年代の香港に暮らす若者たちの恋愛模様を描いた群像劇。レスリー・チャン、マギー・チャン、カリーナ・ラウ、トニー・レオン、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュンという、当時「香港映画史上最初で最後」と言われたほど豪華な6人のトップスターが共演した。


 このたび公開された本編映像は、レスリー・チャン演じるヨディが、マギー・チャン演じるサッカー場の売り子スーに近づこうと、売店で話しかけるシーン。カウンターの中で掃除をしているスーにヨディが話しかけちょっかいを出すが、スーはまともに相手にしない。「友達になろう」とスーを誘うが断られたヨディは、かわりに自分の腕時計を1分間見るよう促す。1分が経過すると、ヨディは「1960年4月16日、3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは“1分の友達”だ」という名セリフを言い残し、その場を立ち去る。その後、2人の関係がここから始まったことがわかる、スーのモノローグが続く。


 この名セリフについて、ウォン・カーウァイ監督は「ここではレスリーの女のあしらい方のツボを心得ているという感じを出したかった。そこから、こういうセリフが生まれてきたわけです」と公開当時に語っており、ヨディ役を演じたレスリー・チャンから着想を得て名セリフが生み出されたことを明かしている。(リアルサウンド編集部)