周防正行監督のオリジナル新作が2019年夏以降に公開される。
周防正行監督の約4年ぶりとなる新作のテーマは自身初となる「活劇」。映画がまだ無声映画で「活動写真」と呼ばれていた大正時代の映画黎明期を舞台に、その時代を生きた若者7、8人の青春群像劇を「アクション」「恋」「笑い」の要素を織り交ぜて描く。製作は東映。今後オーディションを行ない、撮影は9月を予定している。
周防監督は「『活動写真』と呼ばれていた映画に魅了された人びとの青春を、痛快な「活劇」として描き、技術革新が続いても本質的には変わらない映画の面白さ、楽しさ、魅力が湧き上がるものにしたい」とコメント。
また東映代表取締役社長の多田憲之は「『がんばっていきまっしょい』(1998)でご一緒して以来のアルタミラピクチャーズ作品で、周防正行監督、桝井プロデューサーと、本格的にタッグを組めることは、本当にうれしく、楽しみにしています」と語っている。
■周防正行監督のコメント
かつて映画はフィルムで撮影され、音もなく、モノクロだった。それは映画の青春時代だった。そんな時代に生まれた「活動弁士」は生演奏をバックに映画を解説してスターとなった。
ところがこの上映方式は日本独自のものだったという。
「活動写真」と呼ばれていた映画に魅了された人びとの青春を、痛快な「活劇」として描き、技術革新が続いても本質的には変わらない映画の面白さ、楽しさ、魅力が湧き上がるものにしたい。
■多田憲之(東映)のコメント
こんな映画を待っていました!周防正行監督から聞いた、今度のテーマは「活劇」!
東映ならではのテーマをもったその物語は、映画への愛にあふれる青春物語でした。
『がんばっていきまっしょい』(1998)でご一緒して以来のアルタミラピクチャーズ作品で、周防正行監督、桝井プロデューサーと、本格的にタッグを組めることは、本当にうれしく、楽しみにしています。