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エクストローム、2018年の世界ラリークロス参戦体制を発表。アウディのワークス支援継続

2018年02月01日 11:32  AUTOSPORT web

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マティアス・エクストロームは2018年、世界ラリークロス選手権に集中することを表明済み
マティアス・エクストローム率いるEKSは1月31日、2018年のWorldRX世界ラリークロス選手権参戦体制を発表。これまでケン・ブロックのチームメイトだったアンドレアス・バッケルドをチームに加えるとともに、チーム名を『EKSアウディ・スポーツ・チーム』とすることを明らかにした。

 2004年、2007年のDTMドイツ・ツーリングカー選手権チャンピオンであるエクストロームは17年に渡って参戦してきたDTMに別れを告げ、2018年はWorldRXに集中参戦することを表明している。

 2016年にはペター・ソルベルグを抑え、WorldRXチャンピオンを獲得しているエクストロームは、引き続きアウディからワークス支援を受け、新型のアウディS1 EKSクアトロでシリーズに参戦する。

 新たにチームに加わるバッケルドは過去2シーズンに渡り、ブロック率いるフーニガン・レーシング・ディビジョンに所属していた若手。2017年はフォード・フォーカスRSを操り、ドライバーズランキング6位を獲得している。

 しかし、ブロックは2018年はWorldRXへ参戦しないことを明らかにしており、バッケルドは移籍先を探す必要に迫られていた。

「アウディからのサポートを受けて、今年も全力でシリーズに挑むことができる」とエクストローム。

「2018年の目標は明確だ。ドライバーとチームのダブルタイトル獲得だよ。この目標を叶えるためには、いくつかの変更が必要だった」

「だから、新型マシンを2台用意することになった。これで(ライバルチームを支援している)フォルクスワーゲンとプジョーに対抗することができる」

 チームに加わるバッケルドは「マティアスのチームに加入できて光栄だ。チームとともに、次のステップを踏み出し、チャンピオン争いを演じたい」と意気込みを明かしている。

 また、ワークス級の支援を行うアウディ・モータースポーツのディーター・ガス代表は「昨年、WorldRXでは素晴らしい経験が得られているし、シリーズもまだまだ成長の余地が残っている」と述べている。

「将来的に電動マシンが登場する予定なのも魅力のひとつだ。我々はモータースポーツ分野でも電動化は注力しているカテゴリーだからね」