トップへ

ラゾーナ川崎プラザが大規模リニューアル、スマートトイレの実証実験も

2018年01月31日 17:43  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

リニューアル後の「ルーファ広場」イメージパース Image by: 三井不動産
三井不動産が運営する「三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ」(以下、ラゾーナ川崎プラザ)が、2012年の開業以来2度目の大規模リニューアルを行う。3月20日から新規・改装を含む計103店舗が順次オープン。また、三井ショッピングパーク初の取り組みとして、来館者の性別・年齢を推定し、目的に応じて店舗などを提案するコミュニケーションロボット「Sota」と、トイレの使用状況を表示するスマートトイレの実証実験を実施する。

 新規・改装オープンする103店舗は全店の約3割以上にあたる。主なファッション・ライフスタイル系の新店舗には「RHC ロンハーマン(RHC Ron Herman)」や「ビームス(BEAMS)」「ケイト・スペード ニューヨーク(kate spade new york)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」などがあり、スタジオジブリキャラクターグッズショップ「どんぐり共和国」の大人女子向けのアイテムを取りそろえた新ブランド「Closet by どんぐり共和国」やカナダ発のアスレチックブランド「ルルレモン(lululemon)」は神奈川県およびショッピングセンターに初出店。レストランエリアではコリアンデザートカフェ「ソルビン(SULBING)」や「資生堂パーラー サロン・ド・カフェ」「マンゴツリーカフェ」などが登場する。
 コミュニケーションロボット「Sota」の導入は、ロボットが情報提供することで来館者の施設内の回遊や購買行動への影響について検証することが目的。スマートトイレでは各個室にドア開閉センサー、女性用トイレの待ち列にマットセンサーを設置し、クラウド上に集約された個室の利用状況とトイレ待ち人数データをトイレ付近の液晶画面に表示することで利便性向上と施設業務の効率化を図る。個室利用状況と待ち列状況を同時に案内するIOT技術を取り入れた取り組みは国内の商業施設では初となり、実証実験は東芝デジタルソリューションズと共同で実施する。
 このほか、話題性の高いショップが期間限定で入れ替わる「LAZONA POPUP STORE」や子連れの家族に向けた屋外スペース「LAZOON TERRACE」と屋内スペース「LAZOON PARK」の常設、三井不動産のファッションECモール「Mitsui Shopping Park &mall(アンドモール)」の期間限定コンセプトショップのオープン、ルーファ広場の人工芝敷設などを計画。2018年秋には1階食物販ゾーン「グラン・フード」の全面リニューアルを予定している。