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Modulo Drago CORSEのNSX GT3が富士でシェイクダウン。道上&大津がステアリング握る

2018年01月31日 16:32  AUTOSPORT web

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富士スピードウェイでシェイクダウンテストを行ったModulo Drago CORSEのホンダNSX GT3
1月31日、富士スピードウェイで2018年からスーパーGT300クラスに参戦するModulo Drago CORSEのホンダNSX GT3がシェイクダウンテストを行い、道上龍と大津弘樹がステアリングを握ってテストは無事に終了した。

 2018年のスーパーGT300クラスで、注目の存在と言えるホンダNSX GT3。すでに1月21日に、同じくGT300クラスに参戦するCarGuy Racingがシェイクダウンを行ったが、それに続いてModulo Drago CORSEも走行を開始した。

 この日のテストは当初、午前11時30分から3回のセッションで行われる予定だったが、前日に富士スピードウェイには雪が舞い、ピットロードが凍結してしまったため、1回目の走行は中止となってしまう。午後も凍結は溶けなかったため、ガレージで一度“バラシ”を行い、しっかりと準備を整えられ持ち込まれたシャシーナンバー012のNSX GT3は、午後1時40分からの走行でピット裏からパドックを通じてコースイン。注目のタイヤは、ヨコハマを履いている。

「今回は今後のテストに備えたチェックが主体」というドライバーでチームを率いる道上がステアリングを握りコースインしたNSX GT3は、まずは1周チェックを実施。パドックで確認を行った後、ふたたびコースインし連続周回を重ねていった。

 道上は走行2本目でもステアリングを握った後、今度はスーパーGT初挑戦に向け大津が乗車。「ハコ車も左ハンドルも初めて」という状態だったが、「F3から頭を切り替えて走りましたが、加速感がすごかったですね。でもクルマの動きも戸惑うほどではありませんでした。安心しました」と無事に走行をこなした。

「まずはトラブルなく、順調に走行をこなすことができたと思います。パワーステアリングのアシストをいちばん軽くしたのですが、それでも軽い印象でしたね。すごく楽だと思います」と走行後の道上。

 今回シェイクダウンされたModulo Drago CORSEのNSX GT3は、2018年の参戦をサポートするスポンサーロゴが貼られているが、モデューロ、ケンウッド、スリーボンド等のロゴに加え、出光のロゴが貼られた。

 出光はモータースポーツ界では、2018年にMotoGPにステップアップする中上貴晶をサポートしているが、チーム代表も務める道上によれば、「日本のレースではグループAの頃以来だそうです」とひさびさに日本のサーキットでそのロゴを見ることができそう。今後、オイル開発等にも携わっていくという。

 気になるマシンカラーリングだが、道上によればブラックをベースに、レッドが入った精悍なものになりそう。今後マシンにカラーリングが施工されるとのことで、近いうちにその姿を見ることができそうだ。