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キスマイ、中居正広から愛ある笑いを学ぶ ラジオで語った『めちゃイケ』コンサート乱入時の心境

2018年01月31日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 Kis-My-Ft2のメンバーが交代でパーソナリティを務めるラジオ『キスマイRadio』(文化放送)の1月24日放送回には、北山宏光と玉森裕太が登場。1月2日にオンエアされた『めちゃ×2イケてるッ!中居&ナイナイ日本一周FINAL』(フジテレビ系)で、ジャニーズカウントダウンコンサートに中居正広と岡村隆史が乱入してきたときの心境を語った。


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 黒いショッカー姿になってステージに登場した中居と岡村。北山は「Tonight」のサビのターンのときに“黒いのいるぞ?”と気づいたと明かし、玉森も「アハハハ、そうだよね。俺もそれくらいだったな」と盛り上がる。オンエアもチェックしたようで、「あの宮田(俊哉)が笑ってなかったからね」(北山)、「めっちゃビビったんだろうね(笑)。本来、触られないところ触られてましたからね」(玉森)と、当時を思い出して自然と笑いがこぼれた。


 『めちゃイケ』の愛称で長年愛されてきた同番組。なかでも、中居&ナイナイの旅シリーズは、サプライズ満載のガチさが毎回大きな話題となっていた人気企画。これまで中居は、SMAPのコンサートで5回、ドラマで4回、バラエティで4回、そして『紅白歌合戦』でも1回と、岡村に乱入されてきた。今回は、そんな中居の“1回他人のコンサートに乱入してみたい”という希望を叶えるロケを敢行した。


 数あるジャニーズグループの中から、Kis-My-Ft2のステージが選ばれたのは、中居が日頃から彼らをかわいがっているのが大きな理由だろう。ロケ当日も、中居はプライベートで北山と二階堂高嗣とゴルフに連れ立っていた。ゴルフ場で突然ナインティナインとカメラが現れたとき、とっさに帽子を取ってお辞儀をしていた北山と二階堂。ナレーションでは「驚きのあまりタレントの顔になっていない」とイジられ、中居も「あんまり映さないでください」と身を挺してカメラから守っていたが、礼儀正しく素朴なふたりの様子は、むしろ好感度が上がったように思う。


 「俺、うれしさの方が強かったかもしれない。『めちゃイケ』じゃね? 『めちゃイケ』出れる!って」と、振り返る北山。きっと中居の本音も、ここにあったのではないだろうか。ふだんから仲良くしている後輩だから無礼が通じる……ではなく、愛しい後輩だからこそ、注目されるチャンスをあげたいと考えたのかもしれない。そして、Kis-My-Ft2をデビュー時から近くで見つめてきたからこそ、今の彼らならきっと乱入という場面もおもしろく対応できるはず、と信じたのだろう。


 乱入後は、ゴルフ場とは違ってすっかりタレントの顔になっていた北山。「中居さん、僕らに迷惑かけないって言ったじゃないですか」と矛盾を指摘して、番組を盛り上げる。北山が食いつくさまを見て、どんどんふざける中居。大丈夫だ、もっと来い、もっと攻めろ、とスパーリングをしているかのように。そして、いつもニコニコしている(1番怒らなそうな)宮田が、真顔で「謝ってくださいよ」と中居に詰め寄り、朝はキョトンとしていた二階堂が「謝れ!」と強めに出たとき、中居はとてもうれしそうに笑っていた。


 そう、笑えるのは、そこに愛があるからだ。改めて、中居の見せるバラエティの根底には、相手への愛情とリスペクトがあると感じた。また、中居を尊敬してやまないKis-My-Ft2だからこそ、ちゃんと反撃するというオチまで付けられたのだ。「ありがたいですよ」(北山)、「すばらしい経験でした」(玉森)という言葉からも、中居の想いはしっかりと後輩に届いている。(佐藤結衣)