1月30日、FIAとABBフォーミュラEは2018年末に開幕する第5シーズンに投入する新型の第2世代フォーミュラEマシンを公開した。
電動のフォーミュラマシンで争われるフォーミュラE。開幕初年度の2013年から2017/18年シーズンまでスパーク・レーシング・テクノロジー製の共通シャシー『SRT_01E』が使用されていた。
第5シーズンからは共通シャシーを一新。スパーク・レーシング・テクノロジーが作成した第2世代フォーミュラEマシンで争われることになる。
ノーズは『SRT_01E』よりも太くなり、コクピット部分にはコクピット保護デバイスとしてF1で採用された『ハロ』が装備されている。また公開された画像から、『ハロ』の外周が発光するような作りとなっているようだ。
さらに印象的なのは後方のリヤウイングだ。現行マシンとは大きく異なる形状のリヤウイングは、ウイングが左右に分割された形となっており、サイドポンツーンと一体化している。またリヤには、巨大なディフューザーが備わっている。
第2世代マシンの公開に合わせ、FIA会長のジャン・トッド氏は「フォーミュラEにとって非常におもしろいシーズンだ。今日、我々は初めて次世代マシンのデザインを公開した。誰もが興奮し、未来に向かっていると確信している」とコメントしている。
なお、第2世代マシンの実車は3月6日にジュネーブ・モーターショーで公開される予定だ。