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ダイアン・キートン、性的虐待疑惑のウディ・アレン監督を擁護 ケイト・ウィンスレットも沈黙破る

2018年01月30日 19:23  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ダイアン・キートン(右上)「私は今後も彼を信じる」
“幼かった養女に性的虐待を加えた”との疑惑が注目されているウディ・アレン監督に批判の声が高まるなか、一時は恋仲だった女優ダイアン・キートンが監督を擁護。「私は今後も彼がシロだと信じます」とツイートした。

ウディ・アレン監督の映画『アニー・ホール』(1977年)に主演するなどし、一時は監督と男女の仲にあったとされるダイアン・キートン。その彼女が「幼かった養女ディランさんに対して性的虐待行為をした」とされる監督を庇い、このようにツイートした。

「ウディは私の友達なの。そして私は彼を信用し続けます。」

セクハラ撲滅を目指す運動(「Time's Up」)に懸命に取り組む女優ナタリー・ポートマンは「ディランさんを信じます」と断言しているが、個人的に監督を知るダイアンには「ウディ=子どもに性的虐待を加えた鬼畜」とは思えないもよう。そんな中、監督の作品に出演する役者達も標的になり、先日は『Wonder Wheel(原題)』に出演したジャスティン・ティンバーレイクが「Time’s Up」のピンバッジをつけていたことにディランさんが激怒。「ジャスティンは偽善者だ」と痛烈に批判する声が噴出した。

また同じく『Wonder Wheel』に出演したケイト・ウィンスレットは、今になってアレン監督の作品に出演したことを酷く後悔しているもよう。先日は映画授賞式に登場し監督の名は伏せたものの、こう語ったのだ。

「一緒に仕事をしたことを後悔している人物もいます。」
「私が黙っていることで、(セクハラ被害を告白した)勇気ある多くの女性・男性の苦悩が増すかもしれない―はっきりとそう思うようになりました。」
「判断を下すのは法律です。しかし私達はどんな小さな声にも耳を傾けねばなりません。そして聞くことを決して止めてはならないのです。」

過去には「アレン監督の作品に出演するのは素晴らしい経験だった」「確かに(虐待の噂につき)考えてしまうこともあるけれど、監督の家族に関しては何も知らない」「本当なのかそうでないのかも知らないのよ」と語っていたケイトだが、「Time's Up」の動きが活発になり自身にも批判の目が向けられたことで、考えを改めたもようだ。

また監督支持を明かしたダイアンに対する批判の声も噴出しており、Twitterには「あなたの友達なのかもね。でも他の人間にとっては虐待者なのかもよ」といったコメントも数多く書き込まれている。

ちなみにディランさんによると、被害を受けたのは25年以上前のことで当時7歳だったという。だが監督はこれを完全に否定しており、「当時、専門家達が時間をかけて調査し“虐待行為はなかった”と結論づけたのです」「別れることになり腹を立てた(当時のパートナーで女優の)ミア・ファローが、このような話をするよう教え込んだのだろうと専門家達は推測しています」と改めて説明している。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)