落とし物を追跡するIoT製品を販売するトラッカ―ルは1月30日、探し物に関する調査の結果を発表した。20~60代の男女2350人に、"家の中でよく見つからなくなる物としてイメージするもの"を聞いたところ、「ペン」(32.2%)が最も多く、「携帯電話」(16.1%)、「鍵」(13.7%)が続いた。
しかし実際に探す頻度が高いのは「携帯電話」で、週に1~2回は探していることがわかった。「ペン」や「鍵」については年に1~2回程度しか失くしていないようだ。
男性は「充電器」、女性は「財布」をなくしている模様
男女では失くすものに差があることもわかった。男性がなくしやすいのは1位「充電器」、2位「携帯電話」だった一方、女性は1位「財布」、2位「めがね」、3位「リモコン」だった。
「失くした物を探している時間を無駄だと感じますか」と聞いたところ、75.7%の人が「無駄だと思う」と回答。「あなた自身、もしくは同居人が失くした物を探しているとき、あなたはイライラしますか?」という質問については、どちらの場合についても約半数の人が「イライラする」と答えている。
1年間に探し物に費やす時間は約145時間で、丸6日以上も探し物に使っていることになる。1年間で失くす物の総額は、1人当たり2万2139円。ペンや充電器を失くしても大した金額にはならないが、財布や携帯電話を失くすと1度で数万円以上は失くすことになる。そのため、平均額が押し上げられているのだろう。
この金額に、20~60代の人口を掛け合わせたところ、日本全体では年間に約1.7兆円もの物を失くしていることがわかった。かなりもったいない。