今月、関東で4年ぶりの大雪となり、都心部でもまだ雪が残っている場所もある。そんな中今週2月1日も、関東・東海など太平洋側平野部で降雪が予想されている。
先の大雪時は、対策が後手後手に回った人も少なくなかっただろう。現在、首都圏のホームセンターでは、雪対策グッズが爆売れ状態だという。
昨年と比較してスコップは20倍、長靴は7倍の売れ行き
東急ハンズの広報担当者は「サラリーマンを中心に、靴底にスパイク状の滑り止めを着けられる『コロバンド』が人気ですね」という。
「店頭スタッフの肌感ではありますが、新宿店では、前回雪が降った後も街中や会社などで同商品を見かけた人からの問い合わせがありました。他にも湯たんぽ、インソールなど防寒を求める人も目立ちました」
今後の売れ行きについては「まだ雪も残っていますし、今週も雪が降る予報なので防寒グッズは引き続き購入されるのではないかと思っております」と話す。
ホームセンターのケーヨーD2広報担当者は「1月末時点でスコップは昨年の20倍、長靴が7倍売れています。あとは気温の低下からカイロを買う人が増えていますね」と話す。同社店舗では買い漏らしが出ないよう、雪対策・防寒用品の売り場をまとめているという。
水道管凍結対策で保温チューブやヒーターも爆売れ
カインズホームでも同様だ。融雪剤は昨年の47倍、車の雪下ろしのブラシは52倍の売り上げだという。広報担当者によると、スコップや防寒具など雪対策の用品は一部品切れしている店舗もあるというが、「商品自体は確保しているので今週木~金曜日には入荷します」とのことだ。
先週の積雪で慌てて買いに来た人も多いようで、「天気予報で『雪が降る』と言われても、実際大して積もらなかったことがあったから雪に備えなかった人も多かったのでは」と分析する。
また25日、東京都心では1970年以来、48年ぶりに氷点下4度を記録。東京都水道局には午前8~10時の2時間で、水道管の凍結に関する問い合わせが700件を超えた。
カインズホームの担当者は、
「水道管凍結対策の保温チューブやヒーターは今でも売れており、現時点で昨年比32倍となっています。例年、長野県など寒い地域では売れていますが、首都圏でも氷点下になる地域では今後も売れていくかと思います」
と話していた。