マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われているMotoGPクラス公式テストに参加中の中上貴晶。2日目は転倒を喫したため、初日のタイムを更新することはできなかった。
MotoGPクラス公式テストの2日目も、初日に続いてウェットコンディションから始まった。次第に路面は乾いていったが、この日の午後、中上はフロントを切れ込ませて転倒。中上にケガはなかったがタイムアタックができず、19周目に記録した2分0秒952がこの日のベストタイムとなった。
これはトップのマーべリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハMotoGP)がマークした1分59秒355から約1.6秒差、21番手のタイムで、初日に記録した2分0秒664を更新することはできなかった。
「午前の走り出しから順調に走り込んできましたが、16時頃に軽い転倒を喫してしまいました」と中上。
「ちょっとしたミスが原因でフロントを切れ込ませてしまったのですが、バイクが損傷してしまったために、以後はスペアマシンでの走行になりました」
「このスペアマシンはジオメトリをやや異なる状態にしていたので少し違和感があり、今日予定していた残りのプランを変更することにしました」
「転倒の影響で夕刻に予定していたタイムアタックをできなかったのは少し残念ですが、特にケガもなく、体に何の問題もなかったのは良かったです。明日は決勝レースを想定したロングランも実施する予定なので、今から楽しみです」